1月17(土)・18(日)日の二日間
秋葉原の『ベルサール秋葉原』にて
年に二回開催されている
『アキバ大好き!祭り』が行われた。
(リンク:『アキバ大好き!祭り』サイト)
今回で7回目を迎えることができたこのイベント、
毎回ボランティアスタッフとして参加させていただいている筆者の視点から
レポートさせていただきます。
ちなみに『アキバ大好き!祭り』と祭りの後に「!」が入っているのが
ポイント、というかややこしい、もとい、想いがこもっているところ。
毎回、メイドカフェの扱い、コスプレの扱い、アイドルイベントの扱い、
会議の中で様々に意見を出し合いどのテイストを推していくかを
悩みながら開催している。
ただ箱物として集客できそうなカードを寄せ集めるのを選ばずに
「手作りと温かみを大事にしている」と
当祭りの発起人でもあるメイドの神様マスダさんは言う。
神田明神の神輿や
消防署、
自衛隊、
のみなさんが協力し合い
そこに自宅警備隊NEETにメイド、アイドル、プラモ、はんだごて、
3Dプリンター、コスプレ、
ご当地ヒーロー、ゆるキャラ、
が入り乱れる。
基本無料で楽しめるものが数多くあり、ふらっと立ち寄った家族連れや
秋葉原に初めて来た人も笑顔になれる。
さあ、一気に本題を進めたい。
つまり、官民一体となりディープな文化だけでなく、街の方々との接点ともなる
イベントになれる可能性を秘めたものである、と筆者は認識している。
このイベントで一般のコスプレが解放されさらに
同時に目の前で歩行者天国が開催されている、このことの意味が今回とても大きいのである。
ご存じのとおり2008年6月の秋葉原無差別殺傷事件で無期限凍結された
歩行者天国が2011年1月に再開して毎週日曜日に開催されている。
「リンク:秋葉原歩行者天国が“試験的再開” (1/2)」(現在は試験が終了し本再開となってます)
折に触れて事件のことを秋葉原と併記すること自体が正しい流れなのかはわからないが、
街のイメージとメッセージ、向き合わなければいけない文化や社会の底にある
信頼のためには何度でも通らなくてはいけない道なのではないか、と筆者は思う。
簡単にいえば
失敗は許されない
のである。
これが日曜日のコスプレエリア解放直前にボランティアたちに通達される。
『ベルサール秋葉原』の敷地はギリギリ歩行者天国の接する歩道に触れており
ともすればコスプレイヤーが大量に街に溢れることになる。
それ自体はかつてのみんなが期待する秋葉原であるのかもしれないが
それにともなう混乱がそのまま秋葉原のイメージを損なうことになれば
今度こそ、コスプレイヤーの居場所はなくなる。
これが、ただの杞憂で終わるのか、なにか大きな一歩となるか、は
このイベントに少なからず託されていた。
ゆえに!
いくつか特殊な、ともすれば首をかしげるのが自然なルールと共に
コスプレエリアは解放される。
次回『アキバ大好き!祭り2015冬』ついにコスプレエリア解放!それの意味するもの・・・覚醒編「コスプレイヤー承認!出撃!『アキバ大好き!祭り』に勝利を刻みなさい!って!が多いな!」
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