歴史に翻弄され忘れられたイスラム部隊 

現在 「Islamic State イスラーム国」という武装組織が
暴れまわっており、人質事件や殺害事件など聞かない日はありません

確かにテロ行為は許されるものではありません

 

ですが急激に勢力を拡大した このイスラーム国の背後に
別のもっと巨大な国家が控えているのでは?

という噂もあちこちから聞こえてきます
実はイスラム系には そうした諸外国から
上手く戦争に利用されたという過去があるからです

この記事では もう忘れられつつあるイスラム系部隊の
ことについて見ていきたいと思います

 

1 トーマス・エドワード・ロレンスとイスラム系部隊

 

これはアラビアのロレンスという映画になったので
比較的に有名ですがエドワード・ロレンスという
イギリス軍臨時陸軍中尉が当時 オスマン帝国と
争っていたアラブの諸部族をゲリラ部隊として
組織化して戦わせたというものです

目的はもちろんオスマン帝国と戦っていた英国の戦況を
有利にするためであったが 結果的にこの作戦は大成功して
アカバ等の拠点を陥落させました

そして戦後にオスマン帝国は解体されたんですが
このときの無理な線引きが現在でも中東の争いの
原因となっています

実際にイスラーム国はこのオスマン帝国のイメージを
利用している点は なんとも皮肉です
ただし 偽名をつかってまでww2にも参加するなどロレンス自体が
英雄的人物であったことは間違いありません

2ナチスドイツにもあった回教徒部隊

 

ナチスドイツというとすぐアーリア人優越主義が
連想されますがドイツにも回教徒部隊
しかもあの武装親衛隊にあったのを知ってますか?

 

 

ひとつは第13SS武装山岳師団「ハンジャール」です
これはバルカン半島のボスニアで編成されたムスリム部隊で
将校、下士官こそドイツ人が多かったが兵士はトルコ帽を着用した
ボシュニャク人などのムスリムでした

 

 

それと中東でバヤデーレ作戦などに従事した
ブランデンブルク師団にはやはりユーゴスラビアの
イスラム教徒やインド人志願兵なども含まれてました

国防軍ではなくナチス党の部隊であるワッフェンSSに
回教徒部隊があったというのが戦史のおもしろいところです

 

3 アメリカもイスラムゲリラを支援

 

911以来 なにかとイスラムゲリラと戦ってきた米国ですが
一時はとても仲の良い時期がありました

 

それが旧ソ連のアフガン侵攻時です
この時 ハインドという武装攻撃へりにやられっぱなしだった
アフガンゲリラたちにFIM-92 スティンガーという
携帯対空ミサイルを給与しました

この当時のスティンガーは命中率はさほどではなかった
ようですがそれなりの戦果が上がりました
それが自分の身にブーメランとして帰ってくるとは
思ってなかったのがまたまた戦史のおもしろいところです

以上 ざっとですが忘れかけたイスラム部隊を振り返ってみました

 

戦争のような厳しい状況では法律や他人の力に頼っていては
絶対に自分の命は守れません

そうしたこともわすれないでください

 

大和タケル

はじめまして  ライティングのほかに現在は まとめ記事サイトを編集しています。

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