五智山遍照院總持寺といってもピンとこないだろうか?西新井大師の方がなじみがあるだろう。友人の厄除け参りに同行したのでその様子を紹介する。表題の写真は山門。
西新井大師は大師という名の通り826年に弘法大師空海が建立した真言宗の寺院で、西新井にあるから西新井大師と呼ぶんだろうと思っていた。
伝承によると、枯れた井戸で空海が護摩祈願を行ったところ清らかな水が湧きだし、お堂がその西側にあったので西新井という地名になったという。つまり寺院が先で地名が後という事になろうか。
西新井大師に行くには東武大師線が便利でよいが、そのほかにも都営バスなら参道の入り口付近の西新井大師前で下車できる。
池袋駅、王子駅、都営三田線西巣鴨駅、日暮里舎人ライナー江北駅からなら都営バスが乗り換えなしで本数も多くて便利だ。
さて、参道を歩くが三連休の中日と相まって相当な人出だ。まるで元旦の初詣の様相である。
山門から大本堂の方を見ると、本堂へ急ぐ参拝客と露店で買い求める人が入り乱れてごった返している。
厄除け祈願の申し込みは専用の申込所で行えるが、私は本堂の周辺で待つことにする。
参道だけでなく本堂周辺にも多くの露店が出ていて、見ているだけでも楽しい。ここが寺院であることを忘れてしまうほどのにぎやかさだ。
本堂の西側には弘法大師立像が鎮座する。空海立像に手を合わせる参拝客も多い。
立像の背面、大本堂の西側には澄んだ美しい池があり、コイが泳いでいる。
友人の厄除け祈願が概ね30分で終わり、西新井大師を後にしたが、心地よい天候にも恵まれ心癒されるひと時を過ごすことができた。
昨年の初詣に川崎大師に行ったのだが、ひょんなことから今回は西新井大師に足を運ぶことになった。
関東厄除三大師はあと一つ、千葉県香取市の観福寺大師堂があるので機会があれば訪れてみたい。
※写真はすべて著者撮影