お化けは脳内で作られている!? 人工的に幽霊を作り出す実験に成功

  by ideyukiya  Tags :  

 

 

幽霊は誰もが怖いと感じる”存在”のはずである。どれだけ筋骨逞しい大男でもお化けには適わないはずだ。それが実は自身の脳内で作られた幻だとしたら幽霊に対する考えがかわるかもしれない。

スイス連邦工科大学ローザンヌ校のジュリオ・ログリー二氏によって『カレント。バイオロジー』誌に掲載された論文には、人が感じる幽霊という存在について興味深い研究結果が書かれている。人の脳にある島皮質、全頭頭頂皮質、側頭頭頂皮質の3つの領域に何らかの原因のよって異常な働きが起こると、いるはずのない何者かの存在を感じとってしまうという。人は脳内で幾つかの身体イメージを持っているが、普段はそれがひとつに統合されているので、空間と時間における身体と意識の統一感を感じることができる。が、脳を損傷したり何らかのきっかけで脳が身体からの信号をうまく感じ取れなくなってしまうと、別の身体のイメージが出現し自分が自分だと認識することができなくなってしまう。例えば、腕や脚を失ったのにも関わらず、失った場所に痒みや激しい痛みに悩まされるといった幻肢痛も自分の身体と脳のイメージの”誤作動”が原因である。

 

 

 

また別の研究では、人は19ヘルツの低周波を体が感じ取ると幽霊が見えてしまうという。幽霊の目撃が多発する場所を調査すると19ヘルツの低周波が発生しているという調査結果がある。19ヘルツとは、人間が聞き取れる音の波の下限である。人間は自然災害が発生したとき身を守るために低音に恐怖を感じるように進化してきたため、低周波を体に浴びると不思議な気持ちになってしまうのかもしれない。YouTubeで19ヘルツと検索するとその音波を体感できるので、勇気のある方はくれぐれも自己責任において試していただくと真偽のほどがわかるだろう。

 

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