最も利用されているニュースアプリが判明

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ICT総研が4日、『2014年度 モバイルニュースアプリ利用動向調査』の結果を発表しました。
日本国内におけるモバイルニュースアプリの利用者数(アクティブユーザー数)は2012年度末に303万人でしたが、2013年度末には4倍の1,294万人と急増し、2014年度末に2,242万人、2015年度末には3,286万人に増加すると見込まれています。

ICT総研調べ<http://www.ictr.co.jp/report/20141104000070.html>

利用率1位は『Yahoo!ニュース』(31.7%)で、モバイルニュース利用者の中で最も使われているアプリとなりました。
2位は『Gunosy』(7.3%)
3位は『SmartNews』(6.8%)
4位は『LINE NEWS』(6.3%)
5位は『@niftyニュース』(5.2%)
と続いています。
この結果にICT総研は、

「元々パソコンやスマートフォンのYahoo!ポータルサイトを利用していたユーザーは5,000万人以上存在するため、使い慣れた同じコンテンツを利用できるYahoo! Japan/Yahoo!ニュースが利用率1位となるのは当然の結果とも言える」<引用:ICT総研>

としています。
注目すべきは、ニュースアプリとして開始されて間もない『Gunosy』や『SmartNews』ですね。テレビCMをフル活用した広告戦略が効果的だったと分かる結果になっています。結局はユーザーに使用してもらわなければ収益性も低くなるわけですし、スタート時に赤字だったとしても「認知してもらうために初期投資をする」という事が間違っていない事例だと思います。スマートフォンやタブレットの普及で更なる市場の拡大が見込まれているニュースメディアですが『Yahoo!』を超えるのが既存のサービスなのか、これから世の中に誕生する新サービスなのかとても興味深いですね。

ICT総研調べ<http://www.ictr.co.jp/report/20141104000070.html>

利用者満足度の1位は『SmartNews』(77.7ポイント)で、最も満足できるアプリとなりました
2位は『Flipboard』(77.3ポイント)
3位は『Yahoo!ニュース BUSINESS」(76.7ポイント)
4位は『LINE NEWS』(74.3ポイント)
5位は『Antenna』(74.1ポイント)
と続いています。
この結果にICT総研は、

「スマートニュースの満足度が高いのは、電波の悪い場所でも快適に記事を読めるSmartモードなどスマートフォンのために最適化されたユーザーインターフェースが評価されていることなどが理由と見られる」<引用:ICT総研>

としています。
昨今の日本ではバイラルメディアなどの活性化もあり、メディア市場が拡大していますがユーザーの利用率と満足度が比例しているサービスは少ないと思います。その中でも『SmartNews』の躍進には驚かされますね。「相撲とニュース」といったCMがイメージとして先行しがちですが、中身も伴っている良いサービスだったんだなと分かる結果になりました。

筆者としてもスキマ時間にニュースアプリを活用しているので、これからの発展に期待したいと思います。

(写真:『Yahoo!ニュースHP』から引用)
http://promo.news.yahoo.co.jp/app/yjnews/

政治・地域産業・農業の裏側、人材採用の裏側、食品関連の裏側など日本の核心に迫ったり迫らなかったりするフリーみたいなライター。 最新トレンドから社会ネタまで様々な分野に切り込んでいきます。