核磁気共鳴(NMR)装置で世界最高磁場達成
世界最強の磁石では、45テスラである。テスラ(tesla: T)は、磁束密度の単位である。 その名称はニコラ・テスラにちなむ。1テスラは、「磁束の方向に垂直な面の1平方メートルにつき1ウェーバの磁束密度」と定義される。
水は反磁性の効果が強く、非常に大きな磁場をかけると磁気浮上させることができる。15〜20テスラ程度の磁場を発生させると、水を多く含んだりんごや卵、生物などを浮かすことができる。また、超電導体は「完全反磁性体」であり、これを使うのがリニアモーターカーである。
今回、物質・材料研究機構(NIMS、茨城県つくば市)で、世界最高磁場となる超1GHz核磁気共鳴(NMR)システムの開発により、超伝導磁石の磁場を8月から徐々に上げ、10月1日、ついに1GHzを超えて1001MHz(23.5テスラ)の世界最高磁場を発生させることに成功した。研究チームが10月2日発表した。
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参考 サイエンスポータル:NMR磁石で世界最高磁場を発生
磁気共鳴‐NMR―核スピンの分光学 (新・物質科学ライブラリ) | |
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