細胞の膜は何でできているだろう?
細胞膜は通常脂質二重層と呼ばれる構造をつくっている。細胞膜を構成する主要な成分であるリン脂質には頭部と尾部があるが、頭部はコリン、リン酸からなり、親水性である。一方、尾部は炭化水素からなり、疎水性である。そのため極性を持つ体液中では尾部を内側に、頭部を外側にするようにリン脂質が二重の膜を形成する。これを脂質二重層と呼ぶ。
細胞膜には、脂質の中に埋め込まれたり、脂質自体に結合した状態のタンパク質(膜タンパク質)が存在し、さらにこの脂質や膜タンパク質には多くの場合糖鎖が結合している。したがって細胞表層は全体として複雑な構造となり、細胞の種類ごとに特徴的なものとなる。
細胞膜だけではない光合成を行う葉緑体の膜も脂質二重層でできている。葉緑体の膜は、主にリン脂質とガラクト脂質が非対称に配列して構成されている。ガラクト脂質とは、ガラクトースと脂質が結びついた糖脂質である。
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参考 東京大学:http://hajimewada.c.u-tokyo.ac.jp/Research/Research_GL.html サイエンスポータル:http://scienceportal.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/09/20140902_01.html
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