世界初体感 ソニーのヘッドマウントディスプレイ “HMZ-T1” 体験レポート

  by yotahathi  Tags :  

ソニーからこの秋に新たに発売されるヘッドマウントディスプレイ”HMZ-T1”が
一部で大きな話題を呼んでいる。

某X-MENのキャラクターのような装着時のスタイリッシュな外観。
もちろん3Dにも対応しており自宅にいながら
映画館さながらの迫力の映像を楽しめるという魅力的な商品だ。

そんな話題の商品をいち早く体験できるイベントが9月10日からソニービルにて行われている。
銀座のソニービルでは初日から7時間待ちという大盛況ぶり。
今日はその体験会の模様をレポートしていこう。

銀座ソニービル。11時。オープン。

スタッフに先導されて体験ブースへ。
ブースにはHMZ-T1が4台設置されており一度に4人ずつ同時に体験を行うこととなる。
実際に体験してみて気になった点は以下の通りだ。
 
 
■ 頭にジャストフィットする本体
 
まず重量だが思ったほど首に負担がかからない。本体を持ち上げた感じでは見たまんまの重量だという印象だったものの装着感が優れているせいか頭が重く感じることは無かった。
 
頭部に装着するというスタイルのおかげでどんな姿勢でも常に画面が真正面だというのもメリット。もし自宅ならばソファーで横になりながら映画館と同じ3D映画を楽しむことができるだろう。映画館で長時間同じ姿勢で座っているのが辛い私にはとても嬉しい仕様だ。
 
 
■ 映画館さながらの環境にするには暗転できる環境が必要
 
装着するとゴーグルの下から少しだけ外の光が漏れる。体験会の際には映像が始まると同時に部屋を暗転しての映像鑑賞となるので気になることはないが、自宅で使用する事を考えると部屋を明るくしたままでは外の光が漏れてしまうことがありそうだ。完全に暗転できる環境が必要ということになる。
 
ヘッドマウントディスプレイと一体となっているスピーカーはネット上では賛否両論だ。個人的には普通に映画を鑑賞する分には音質には問題なく思えたのだが、オープンエアー型のヘッドフォンなので周りが静かである必要があるだろう。
 
映像はとても綺麗でまさしく映画館で映像をみているかのような迫力だ。時間が経つにつれ本当に映画館にいるかのような間隔になってしまうほどであった。
 
 
■ ついに合格点の3D映像が自宅で楽しめる。
 
某携帯ゲーム機などで散々裏切られてきた3D表示も及第点。体験会では「アメージング・スパイダーマン」の予告映像を鑑賞。スパイダーマンが街を飛び回るシーンで鳥がこちらへ向かってくる描写があるのだが思わず避けてしまいそうなほど奥行きのある3D映像を楽しむことができた。
 
3Dメガネをかける必要がないので周りの映像が暗くなることもない。また眼鏡をかけたままでもヘッドマウントディスプレイは装着できるので視力の悪い人でも3Dを楽しむことができるのは嬉しい。
 
 
最後に仕様の確認。HMZ-T1は付属のプロセッサーユニットにDVDプレーヤーやPS3などを
HDMIで接続することにより映像を出力することが可能との説明を受ける。
 
プロセッサーユニットはとても小さくリビングに置いても邪魔になることはないだろう。
 
 


 
 
感想
 
素直に欲しいと思える商品。
これだけ優れた性能を持っていながら6万円前後というコストパフォーマンスも魅力的だ。
 
周りが静かで暗闇でなければ真価を発揮できないという点を考慮すると
自宅にて一人で映画館のような環境で映像を楽しみたい人向けだろう。
 
ちなみに予約の時点で売り切れ続出という情報もある。
今回のレポートを見て購入を検討したいという方は
早めに予約の手続きを行わなければ発売日に手に入らない可能性もあるので要注意だ。
 
ちなみに体験会は引き続き行っていくようなので
まずはソニービルに行って実際にHMZ-T1を装着して
この感動を味わってみて欲しい。
 
 
関連URL
 
SONY ヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer”
 http://www.sony.jp/hmd/index.html

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