食器棚・キッチンボード・壁面収納などの収納家具メーカー株式会社 パモウナから最高級モデルの食器棚『SCシリーズ』が発売された。
キッチン周りには収納すべきモノが特に多い。皿、コップ、鍋、フランパン・・・。種類も多い上に、同じ種類のものでも大きさがバラバラで置き場に困る。特に鍋などは蓋も含めて重ねるに重ねられず収納に困った経験を持つ方は多いのではないだろうか。
食器棚メーカーのパモウナは、そうした主婦の声や実際に収納に困っている写真を分析・調査し、収納に特化した食器棚『SCシリーズ』を開発した。
調査の結果、キッチン周りのもので特に収納に困るのは以下の通り。
1、同じ種類のものでも大きさがバラバラな物
2、手掛け部分が飛び出している物
3、奥行がある重い物
4、奥行がある細長い物
具体例としては、1については鍋。2については鍋蓋。3については箱買いした飲料水。4については脚立などが挙げられた。
1や2についてはパモウナオリジナルのリッドスタンドを設計し、立てかけることでスペースを生かす。リッドスタンド自体も必要最低限の厚みに抑え、より多くのモノを収納できるようにした。
3や4については縦長の収納スペース、スリムストッカーを設置することで対応した。脚立などの奥行があり、かつ長いものも収納できるようにし、更に下段の棚の厚さを通常の2倍に設定することで箱買いした飲料水など重量のあるものでも安心して収納できるようにした。
収納についての工夫はこれだけでは終わらない。引き戸についての新機能を紹介しよう。
従来の引き戸は、戸を開ける際に手を挟まないよう少し余裕をもたせて手前で止めていた。手を挟まない代わりに戸の中心部(戸と戸が重なる部分)にデッドスペースができてしまい、収納の際に手間になることがあった。
SCシリーズではワイドビュー設計という新機能がついており、手を挟まないのは当然だが、戸を開けた際に可能な限り重なるようにすることで、中心部のデッドスペースを減らすことに成功した。
なお、ワイドビュー設計は特許出願中とのこと。
このような収納に特化したパモウナのSCシリーズは2014年7月9日より発売され、全国の大塚家具、島忠ホームズ、東京インテリアなどで購入することができる。