漫画やドラマで人気の『孤独のグルメ』。主人公が何気なく入った食堂でグルメを楽しむ作品である。主人公が入った食堂は、どんなところでもグルメの世界に早変わり。
個性がない普通の食堂でさえ、今すぐ食べに行きたくなる食堂と化す。そんな『孤独のグルメ』にあこがれて、知らない土地の、知らない食堂に飛び入りで入った事がある人もいるのではないだろうか?
実際に一人で『孤独のグルメ』ごっこをし、仕事の合間や休日に、知らない食堂や喫茶店に入ってグルメを楽しんでいる知人Aさんがいるのだが、そんな彼が大きなショックを受け、『孤独のグルメ』ごっこをやめてしまった。
「渋谷区の食堂で、ものすごく雰囲気のある古い店に入ったんですが、そこで注文したカレーライスがあまりにも糞まずくて、吐き気がして、トイレで吐いてしまったんですよ。雰囲気だけで飛び入りなんてするもんじゃないです。入る前にスマホから『食べログ』や『トリップアドバイザー』を調べて入りましょう」
そのカレー、彼が言うには片栗粉で量を2~3倍に増やしていたらしく、プルプルプヨプヨ状態で出てきたという。プリンのようにプルプルと震えるそのカレー、身体がガクガクと震えるほどまずく、1/3くらい頑張って食べたものの、トイレで吐いたそうだ。
その食堂は婆さんが一人でやっており、カレーライスは数ある料理の中の一つ。ラーメン、チャーハン、カレーライス、そのあたりはなんでも作れる店らしい。
『孤独のグルメ』はどんな店には行っても満足できる料理が出てくる。しかしそれは漫画やとドラマの世界だからであり、実際は耐えられないほどまずい料理を出す店もある。その事を忘れてはならない。