ブラジルワールドカップではアジア勢が1勝もできずに惨敗したが、日中韓のネットユーザーの間では出場国で最弱の国はどこかについて醜い舌戦を繰り広げている。
中でも、日本人サポーターとして堪えたのが中国から寄せられたアジア勢を総括したコメント。
「オーストラリアは良い試合をした。イランはアルゼンチン相手によく頑張った。韓国はただの実力不足。一番失望させられたのが日本だ。切腹すべきだ」
切腹すべき・・・は余計だが、ある意味、冷静な意見。10人のギリシャに勝てず、コロンビアの控えに完敗を喫したことを考えれば、悔しいがぐうの音も出ない。それよりも、ワールドカップに出場していない中国のサッカーファンが「日本戦を見ていた」という事実のほうが驚き。
それに対し、日本と韓国のネットユーザーはお互い譲る気はないようだ。ワールドカップに出場している国同士だけに、“W杯最弱”をめぐり激しく罵り合っている。
「10人のベルギーのサブに負けた国が世界最弱なのは明らか」
「日本は確かにひどかったが、韓国よりはマシ」
と日本側が悪し様に言い放てば、それに激怒した韓国側は以下のように応酬する。
「お前たちだってコロンビアの控えにボコボコにされたくせに。あざ笑う資格があるのか?」
「日韓戦の戦績は、韓国の38勝13敗22分け。お前たちが勝てるなんて冗談はよせ。ほとんど負けてるサルに発言する資格はない」
第3者が見れば負け犬の遠吠えにしか見えない悪態だが、日本側のほうが若干冷静。これも国民性か。「サルに発言する資格はない」のであれば、そもそも人間に発言する資格はない。
いずれにしても、アジア勢は4チーム出場して12試合、0勝3分9敗の結果。世界との差、アジア勢の凋落ぶりは明らかだ。既にアメリカメディアは「W杯のアジア枠が削減されるかも知れない」と報じている。アジア枠が減らされれば、近い将来、“W杯最弱”というテーマですら罵り合うことができなくなってしまうかもしれない。
画像:
Brazilian World Cup Festival, Trafalgar Square by Loz Flowers
http://www.flickr.com/photos/blahflowers/14473960574/
引用・参照:
日韓ネットユーザーが“W杯最弱”めぐり舌戦=日本「韓国よりはマシ」、韓国「歴史を勉強してから言え」
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=90341
惨敗の日本がワールドカップ関心度1位!? 人気と実力が反比例するもどかしさ
http://www.melodytalk.net/melody/2014/06/014fifaworldcup.html