ある日の飲み会、皆が出来上がったころに上司が言った。 それはウイスキー好きな私にと、頼んだものだった。 聞いていた私は意味がわからなかった。
ハイボールブームもあり、ここ数年のウイスキーの売り上げは堅調だそうで、 ウイスキー好きの筆者からすれば喜ばしいことこの上ない。 是非、もっと多くの人にも親しんでいただきたいので、 ウイスキーの飲み方をお伝えしようと思う。
・オンザロック
ウイスキーを氷の入ったグラスで飲む。 時間の経過とともに氷が溶け出し、ウイスキーの味を円やかに変化させ、 飽きさせない飲み方である。 氷の種類にもさまざまあり、大きく丸い氷を一つグラスに入れるもよし、 某ハリウッドスターのCMよろしくクラッシュドもよし。 氷の種類によって、ロックスタイル一つとっても さまざまな楽しみ方ができるのが、ウイスキーの楽しいところである。
・トワイスアップ
ウイスキーと水を1:1で割って飲む。 広義で水割りと思って頂いて結構であるが、 ウイスキーの香りや良さを殺さずにそれでいて飲みやすくした方法である。 ロックと違い、味の変化がないためゆっくりと楽しみたい時にこそオススメである。 ウイスキーの銘柄によっては、ウイスキー1:水2など 水の割合を変えて自分好みの味を探す、探検好きな人は是非試していただきたい。
・ストレート
何も加えず、ウイスキー本来のままの姿で飲むスタイルである。 ウイスキーを全力で受け止めたい人がこの飲み方をしてみてはどうだろうか。
・炭酸割り
いわゆるハイボールである。ウイスキーという固い、重いイメージを払しょくしてくれた、 爽やかな飲み方だ。ビールより腹に来ず、サワーより甘すぎず、 これからの季節にはぴったりではないだろうか。 拘る人は、使う炭酸の種類(ウィルキンソンやペリエ等)とウイスキーの相性を 追及してみるのも面白いだろう。
・ウイスキーのカクテル
あまりなじみがないと思われるが、 ウイスキーを使ったカクテルはいくつか存在する。 詳しい内容は割愛するが、例えば、チャーチル、スコッチキルトなどがある。 ウイスキーを違った視点から楽しむ方法として、ウイスキーを水や炭酸以外で割って飲むというのも、 一つの手段ではないだろうか。
・ホット
熱燗であったり、ホットワインにあたる。 ウイスキーを温めて飲む方法で、香りが非常に立つ分、 これはウイスキーを選ぶ飲み方であると筆者は考えている。
さて、タイトルにもあるが「ダブル」とはグラスに注ぐウイスキーの量のことであるが、 (シングル:30ml、ダブル:シングルの倍) 上司は一体どんな飲み方をさせたくてそんな頼み方をしたのだろうか? 濃いめのハイボールや水割りなのか、はたまた不恰好にジョッキでロックを楽しめということだったのか。 読者の皆さんには、是非美味しくウイスキーを楽しんでいただきたいので、 注文する際は今回の内容を参考にして頂ければ幸いである。