アサド政権と反政府勢力の内戦が続く中東のシリア。重要拠点を次々に奪還し攻勢を強めるアサド政権軍に対し、反政府勢力『シリア国民連合』はアメリカのオバマ大統領から支援の約束を取り付けるなどして政治的な解決を試みようともしているが、依然として内戦終結への道筋はまったく不透明だ。
そんな中、反政府勢力が新たな戦闘映像を公開した。北部のイドリブにある政権軍基地に対して行われた攻撃の模様を収めたもので、その戦術はとっても原始的かつ豪快。周辺から基地の地下に向かって850mにも及ぶトンネルを掘り、そこに60トンもの爆薬を仕掛けて地中から地上の基地を吹き飛ばすという作戦だったのだ。装備に劣る反政府軍は、第一次大戦の要塞攻略戦を彷彿とさせる原始的なトンネル爆破作戦を複数の軍事目標に対して仕掛けているという。
なお、最新の報道によると、このイドリブにおける爆破作戦では政府軍の兵士16名が死亡したとのこと。見た目はド派手だけど効果は意外と薄かった?
動画:The moment Syrian rebels blow up 60 tons of explosives| FULL VIDEO(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=ijrBp9N9hfE