ここ数日、『Twitter』のタイムラインに「コメダ珈琲」「六芒星」という単語が頻出している人、いますよね?
このトレンドの発信元をたどると、名古屋を中心として急速に勢力を拡大している喫茶店チェーン『コメダ珈琲』にまつわる、あるオカルト説が発端となっていることがわかりました。現在までに36000回以上もリツイートされている当該ツイートがこちら。
なんか古都の寺や神社を線でつなぐと六芒星ができるみたいなやつがうらやましいので名古屋で試したら衝撃の事実が発覚した。
なるほど、名古屋周辺にある『コメダ珈琲』の店舗を線で結ぶと、たしかに見事なまでの六芒星が現れました。お店の位置も合っているし、捏造の疑いはなさそうです。何かのおまじないなのか、コメダ珈琲の経営者はこんなことまで計算して出店計画を立てていたということなんでしょうか。不思議!
…と、珍説を楽しんでいたら、この「コメダ珈琲六芒星説」にマジレスする人が現れちゃいました。では次に、名古屋周辺にある『コメダ珈琲』の店舗をすべて地図上に表示してみましょう。ドン。
えっ? この大量のバルーンが全部『コメダ珈琲』なの!? まさかと思って同社ホームページで店舗検索してみると、愛知県内だけでなんと260店舗もあることが判明。そりゃ、これだけあったら、六芒星どころかどんな絵柄でも描けてしまいますね。先のオカルト説は、260店舗の中から都合のいいお店だけ抽出して結んだだけの“ネタ”だったと。
しかし東京ではあまり見かけない『コメダ珈琲』が、名古屋ではこれほどメジャーなチェーンだったとは……。盲点を突かれて、思わずリツイートしてしまった人が多かったみたいですね。『Twitter』を賑わせた「コメダ珈琲六芒星説」、これにてガッテンしていただけましたでしょうか。