
1999年の3月30日、女子高生フリーライター南条あやがオーバードーズによる推定自殺で夭折した。享年18。筆者は同世代である。当時リアルタイムで雑誌やテレビで南条あやさんを知って興味をそそられていた。こんなにも生きづらさをリアルタイムな上、ネットを媒体に最先端な形で表現していることに驚きを隠せなかった。不謹慎な表現で申し訳ないが、彼女が女子高生だったからこその付加価値を自分でもつけて桜の散り際のごとく生きるという舞台からの去り際も絶妙だ。女子高生を終えた後の付加価値を自身で見出していたらまた別の道があったかも知れないのにと思ってしまう。ありふれた日常に思春期特有の生きづらさに精神安定剤の乱用が相まってネットアイドル兼ライターとしてサービス精神を出して短期間で駆け抜けて行った、反比例なリア充さ。擁護も批判もない立場の意見としてただただ彼女の命がもったいない。
先を見出し先に繋がる何かはグダグダウダウダ過ごしていても必ず見つかる。現代社会において生き急いでしまっている人、もっと心の中をスローダウンしてみて欲しい。不躾な表現しか出来ないが、そこまであなたの人生にあなたが過剰にかまい続ける必要性はない。もしかまうのなら建設的で先に繋がるよう癒しを自ら与え続けることだ。自分で自分を毒する必要はない。