8月28日、ソーシャルメディアマーケティング会社のWillviiが運営するレビューサイト「みんぽす」で活躍するブロガー(モノフェローズ)達の浴衣撮影会が、横浜・大口駅前の「大口通商店街・納涼夜店2011」会場にて行われ、自称・カメラ(好きだけど下手な)女子の私は、10年ぶりの浴衣で潜入取材した。
特に「浴衣着用」が義務ではなかったが、縁日の人ごみの中での撮影会にとけこむには、浴衣が一番。あわよくば、カメラの腕はセミプロ級のブロガー陣にお見合い写真でも撮ってもらおうかと、少しばかりの下心が沸き、Youtubeの着付け動画で夜な夜な練習して臨んだのである。
大口通商店街の納涼夜店は30年もの歴史があり、本職のテキヤが一切入らない商店街手作りの出店で、100円・200円で買えるものばかりで、実に人情味あふれる縁日だった。
撮影会じゃなかったら絶対に並びたかった巨大ひもクジ。アーケードから垂れ下がる紐の先には自転車まであった!
浴衣撮影会はそんな風景にまぎれて、ひそやかに行われるのかと思いきやかなり大胆。
レフ板はもちろん、脚立にストロボも立て、そしてキレイな浴衣モデル達・・・とくれば、通行人は不思議そうに眺める人あり、便乗撮影する男性陣ありと、一時は人だかりができたほどだ。
撮影モデルは、ニコ動の踊ってみたカテゴリでの有名ユニット「NICOLE」の馬琴さんとぐり子さん。
※ ニコニコ動画 【馬琴&ぐり子】Sweetie×2 踊ってみた【NICOLE】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14699319
友達同士で浴衣姿を撮り合いっこするイメージではりきって撮影しようと思ったのだが、浴衣を着てカメラを構えると、気軽に動け回れないし、しゃがんでローアングル、というわけにもいかない。
カメラをあまり上げ下げすると着崩れも心配・・・。
ストラップで衣紋も崩れるじゃないか!替えレンズも邪魔!
浴衣でカメラを持ち歩くには、機材や小物の取り回しに気を使う必要がありそうだ。
縁日に来ていた一般客のカメラを観察していると、圧倒的に多いのはやはり携帯電話のカメラ。しかも、買い食いしながら片手で撮れるガラケー。スマホは画質はいいけど、両手を使わざるを得ないのでお祭りカメラとしては結構使いづらい。
次に目に付いたのはコンデジ・・ではなく、人気のミラーレス一眼だった。いまやカメラ女子の代名詞「OLYMPUS PEN」を筆頭に、ソニーのNEX-C3、パナソニック GF3など、新機種も多く見られ、時代は動いてるなぁと感じる。
というより、「とにかくコンパクト!でもボケ感満載のゆるかわ写真が撮りたい!」となれば、ミラーレス持参の確率が高くなるのは当然か。
また、ミラーレス一眼には、色彩を変えて楽しむアートフィルター機能が搭載されている機種も多いので、カラフルなヨーヨーやカキ氷、夕暮れの人ごみなどをさらに情緒あふれる写真に仕上げてみるのも楽しい。
画質、ボケ感といえば、もちろん本格一眼レフカメラに勝るものはないが、やっぱり浴衣にゴツイ黒い物体をぶらさげ、しかも望遠レンズなど(笑)・・は、やっぱり風情にかけるものがある。
それでも、カメラ好きとしてはレンズ交換で得られるアングルや構図も捨てがたい。
そういう場合は、せめて巾着に替えレンズを入れて可愛く持ち歩くとか、組み紐や帯締め風の和装カメラストラップにすると、違和感はかなりなくなる。細めのストラップなら浴衣の衿も崩れにくい。間違っても黒地に黄色の「Nikon」純正ストラップはやめよう(>自分)。
ちなみに、私は最終兵器として胸元にカシオの「EXILIM Z330(セルポアデコver.)」も忍ばしていたものの、取り出しにまごついてシャッターチャンスを逃すなど、全く兵器としての威力?を発揮できずに終わった。
可愛さアピールにはなったと思うのだが、アピールする人がいなかったのが残念だ。
そろそろ浴衣のシーズンは終わりそうだが、縁日は秋もたくさんある。
リンゴ飴やクレープを持ちながらでも、気軽に縁日撮影を楽しめるようなカメラや小物を探して楽しんでほしい。
※横浜おおぐち商店街ブログ
http://www.o-guchi.com/information/2011/08/post-10.html
※ Willvii(ウィルヴィー) 株式会社
http://www.willvii.co.jp/