2014年2月21日
冬季オリンピック ソチ 2014
女子フィギュアスケート
浅田真央の熱い戦いは終わった。
ショートプログラムで55.51p に留まり
16位という不本意な順位でフリーに挑む
並の選手ならこの時点でやる気を失う状況。
そんな中
真央は大きな決意を持ってフリーに挑んだ。
それは
「自分が今できる最高のスケートをやり切ること」
総合順位の事は考えない
ただ自分の力を出し切ること。
その事だけを考えて挑んだ。
6種類の3回転ジャンプを合計8回跳ぶという
前人未到のエイトトリプルへの挑戦
これが真央の大きなモチベーションになった。
慎重に、でも大胆に演技を進め
最初のトリプルアクセルから
フリップ、ループ、ルッツ、トーループ、サルコーの順にトリプルジャンプを決め
エイトトリプル達成
そしてクライマックスは圧巻のステップシークエンス。
終わった直後に号泣したのは
これまでの練習の成果を発揮できたことと
前日のショートプログラムで茫然自失となった状態から
解放されたことによるものではないか。
いずれにしても真央は
サイコーの演技をやり切りリンクを降りた。
その結果
これまでの自己ベストを6p上回る
142.71pという自己最高点をマーク
これまでのスケート人生の集大成にふさわしい内容だった。
並外れた熱い気持ちがなければできない快挙だ。
この先
どのような道を選ぶのかはわからない
でも一つ言えることは
日本中の人々が君の演技に注目し
元気や勇気をもらったということ。
そんな事ができるのは
君しかいない。
メダルには届かなかったけど
それに勝る大きなものを残してくれた。
だから
できることなら
まだ引退など考えず
4年後のオリンピックに戻ってきて欲しい
1年間休んでもいいから。
再びオリンピックという最高の舞台で
君の演技を見ることができる日を
待ってる。
でも今は
感謝の気持ちを
心から贈るよ。
浅田真央
あまりにも熱い気持ちを持ったアスリート
2014年 ソチで
サイコーの演技を見せてくれた。
「ありがとう、浅田真央!」