『グロック』とは、オーストリアのグロック社が開発した高性能拳銃。信頼性が高くよく当たることから世界中の警察や軍隊が制式採用しているほか、プラスチックを多用したオモチャのような斬新なスタイルがウケて民間用も大ヒット。映画にも引っ張りだこです。『ダイ・ハード2』で「X線検査にも引っかからない銃」(ウソらしいです)として登場していたのをご存知の方も多いと思います。
さて、そんな高性能拳銃・グロックは、実際のところどれぐらい当たるのか? その疑問に答える動画が公開されました。
グロック(たぶん17)で300m先に設置した人間の上半身サイズの鉄板に向かって射撃した結果、なんと初弾から命中! しかも強風の中、光学サイトを使わないアイアンサイトのみの照準で、40発ほど射撃して3発も命中させています。
300mよりもっと近い200mと130mでは、面白いようにカンカンとヒット。一般的なハンドガンの実用射程距離はせいぜい25m、超頑張っても50mほどしかなく、それ以上の距離ではライフルの出番になります。つまり130mでも当てるのはメチャクチャ難しいということ。300mで当てるなんて、とても人間技とは思えません。
この動画を見た人たちの反応
・こんなに当たるとは思わなかったわ。
・鷹の目だな。
・フェイクだろ?
・グロックはいい銃だけど、こんな射撃ができるのは世界に5、6人だけ。
・素晴らしい射撃だ。30mでも難しいのに……。
・『Call of Duty』のグロックの性能を修正しないとな。
・メル・ギブソンが『リーサル・ウェポン2』でやってた。大したことない。
・300mで風の影響を計算するって……マジか。
・かなり遅れて音が返ってくるんだな。
・300mだと9mm弾が的に当たるまで1秒、それから音が返ってくるからね。
・この人がライフル撃ったらどうなるの?
・動画あるぞ>http://www.youtube.com/watch?v=MdESo3v6L8w[リンク]
・無駄弾撃ちまくるアメリカのデブ警官はこの動画を見て練習しろ。
・彼らはドーナツを消化するのに忙しいんだよ。
この射撃をしている方は、『インストラクター・ゼロ』と名乗る射撃のプロ。「拳銃は300mでも当たる」ではなく、「300m先でも十分な威力を持っている」ことを証明するための動画だそうです。あまりに人間離れした正確な射撃ゆえ、フェイクを疑う人もいましたが、恐ろしく安定した射撃フォームを見ると、当たってもおかしくないと思えてきます。結局のところ、「射手の性能>>>銃の性能」ということになるのでしょう。いやー、しかし世界にはビックリ人間がいるものですね。
動画:Crazy Long Range Shooting With A Glock – 300 Meters(LiveLeak)
http://www.liveleak.com/view?i=1de_1392414874
画像:LiveLeakより引用