マレーシアをはじめとする東南アジアのIT事情をお伝えするつもりでおります。月1~2回の更新となりますが、末永くお付き合い頂ければと思います。
さて一発目の今回は、東南アジアのゲーム産業をとりまくインターネット環境について話していきたい。みなさんの東南アジアのネット環境のイメージはどういうものだろうか?
まだまだADSLでネットにつないでいるイメージ、もしくはネット回線すら整っていないイメージだろうか。それはまぎれもない事実だ。しかしそれは田舎の話で、私の住むクアラルンプールは光回線が整備され、ストレスなくYou Tubeやオンラインゲームを楽しむ事が出来る。
インターネットの普及率といえば、シンガポールは75%、マレーシアは61%、インドネシアは22%。日本は79%という事を考えるとシンガポール、マレーシアにおいては日本と遜色のないレベルの普及率ということがわかる。
ちなみにスマートフォンの普及率もどういう因果関係かわからないが、ネットの普及率とほぼ同じである。
東南アジアのインターネットユーザはSNSやニュースを楽しむ傾向がある。特に東南アジアは言わずと知れたFacebookマーケット。世界的にはFacebook離れが叫ばれる昨今、インドネシアはFacebookユーザ数世界No.4(5059万0820人)。
マレーシアは平均友達数世界No.1(ユーザ数は1357万7760人で日本とほぼ同数)。最近でこそLINEやWeChatなどのコミュニケーションアプリが上陸し話題となって会員数を大きく伸ばしているが、やはりFacebookはまだまだ東南アジアのネットユーザの生活のインフラ化しており、今後もFacebookが東南アジアビジネスにおいて大きな役割を果たすことはまず間違いないだろう。
今回は一回目ということで、あまり気張らずこのへんにしておこうと思いますが、東南アジアのIT事情についてこんな形で気ままに発信していきたいので次回以降もよろしくおねがいします。