山本耕史ファン必見?!主演作『戦国疾風伝 二人の軍師』、CS放送で絶賛放送中!

  by 松平 俊介  Tags :  

あの「テレ東版官兵衛」、復活。本日、第二回放映。CS放送で2月に再々放送も。

あの「テレ東版官兵衛」こと『戦国疾風伝 二人の軍師』(テレビ東京・東映制作、2011年新春ワイド時代劇)が、先週金曜日(1月18日)からCS放送(CS292)の「時代劇専門チャンネル」で再放送され、既に第一回の放映を終えた。主演は山本耕史(竹中半兵衛・役)と、高橋克典(黒田官兵衛・役)。前半は竹中半兵衛を主に取り上げ、後半は黒田官兵衛が主役の扱いに近い。今日、1月20日には第二回が放映され、全七話に分けて放映される予定。公式ページによれば2月28日(金)あさ11時から、第一話から再々放送もするそうだ。

現在放映中のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」とは異なる解釈がされたこの作品、以前ここで取り上げた時にもツイッター上で期待が寄せられていた。

前半のみどころは、山本耕史の美しい演技!

前半の主役は竹中半兵衛を演じる山本耕史だが、番組掲示板でも、「私どうしても山本さんの半兵衛さまのことが忘れられない」「半兵衛については、『婦人の如し』と言われたのにふさわしい配役」「山本さん演じる半兵衛さまが素敵で、本当にこのような素晴らしい武将が当時いたのかと半兵衛さまに関する本を買って読んだり、図書館で調べたりしています。」と、ファンから熱いメッセージが寄せられていた本作。

山本は得意の剣に加え、智謀の士らしい、底の知れない感じを美しい立ち居振る舞いとともにうまく演じている。筆者も史料(小瀬甫庵『太閤記』、『武功夜話』など)に登場する竹中半兵衛像と非常によく似ているので驚かざるを得なかった。居眠り磐音や影武者徳川家康とはまたひと味違うようである。

山本自身も「半兵衛は若くして亡くなってしまうので、断たれてしまう未来を見据えいているような心の大きさを、どのように表現したら良いかなということは気を付けて演じていました。」と公式サイトのインタビューで語っている。その思いが、どう表現されているのか。ファン必見といえるだろう。

今回は、更に早速放映済みの一話をレポートする。

第一回では、半兵衛が悪人を一刀両断!官兵衛が槍をぶん回す!

第一回を見逃した方に、第一回あらすじをまとめておく。

今から四百数十年前…。群雄割拠の戦国時代。戦乱の世を制し平定したのは羽柴秀吉だった。その天下統一の陰には、二人の軍師の活躍があった。一人は竹中半兵衛(山本耕史)。そしてもう一人は黒田官兵衛(高橋克典)。 竹中半兵衛の名を世に広めたのが、美濃・稲葉山城の乗っ取りである。義父の美濃三人衆・安藤守就(伊吹吾郎)もあ然とする壮大な計画であった。織田信長も手を焼いた難攻不落の稲葉山城を、竹中久作重矩(石垣佑磨)・竹中善左衛門(梨本謙次郎)ら、わずか16名の家臣のみで一夜にして奪い取り、半兵衛をあなどり、陰湿なイジメを繰り返していた斎藤飛騨守(本宮泰風)を一刀のもとに斬り捨て、主君・斉藤龍興の愚政を諫めると自らは隠居を申し出、あっさりと城を返上したのだった。その頃、播磨の諸将たちは、東から迫る信長と西に絶大な力を誇る毛利に挟まれ、天下の行方をじっと見据えていた。姫路城の城代で小寺政識(品川徹)に仕えていた黒田官兵衛は、愛妻・櫛橋光に子供が生まれたせいもあり幸せいっぱい。「俺は、播磨の田舎家老で終わる男ではない!」と、早くから信長の天下を予見し、自らも天下の政に組したいと秘かに野望を胸に抱いていた。ある日、半兵衛のことを聞いた官兵衛は、どんな人物なのか見極めるため、半兵衛の隠居している庵まで会いに行く。その道中、野盗と化していた龍興の元家臣、長井新八郎(渡邉紘平)・長井新五郎(濱田和幸)が農民の娘・楓(貫地谷しほり)と、半兵衛の妻・ちさ(京野ことみ)一行に襲いかかったのを見るや、得意の槍をブンブン振り回し、両名を討ち取った。官兵衛が半兵衛のもとを訪ねると、そこには信長の命を受けて半兵衛を勧誘しにきた秀吉の姿が。槍を持つ見知らぬ男に驚いた秀吉たちは一瞬官兵衛に斬りかかるが、ちさの仲裁で矛を収め、その夜大いに飲んだ。半兵衛と官兵衛、そして秀吉。後に天下を共に目指す3人の不思議な巡り合せであった。官兵衛はベロベロに酔ってしまい、秀吉や半兵衛にからむ。「天下は一人の天下に非ず」と信じる半兵衛は菩提山城を妻・ちさと弟・久作に託し、秀吉の軍師となって、抜きん出た才を発揮していくこととなった。(あらすじはテレビ東京番組公式サイトを元に加筆)

(トップ画像は放送局「時代劇専門チャンネル」番組ホームページより)

企業のニュースリリースライターを足掛け4年経験。現在はライターのみならずwebディレクターやテレビ番組の企画にも関わっている。タウン誌や飲食関係の媒体の制作にも携わる。 大学時代は書家や歴史作家について修行をしていたことも。(雅号:東龍) 地域の埋もれた歴史を掘り起こしたり、街歩きをするのが好き。これまで関わってきた雑誌は「散歩の達人」「週刊SPA!」、放送局では主に関東ローカルテレビ局の企画を担当。

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