映画『ウィキッド 永遠の約束』清水美依紗インタビュー 「どう自分らしくいるのか、自分の正直な気持ちを大切にすることが大事」

  by ときたたかし  Tags :  

世界中を感動と興奮で包み込み、日本でも累計興行収入35億円突破の大ヒットを記録したエンターテインメント超大作『ウィキッド ふたりの魔女』の続きを描く、『ウィキッド 永遠の約束』が待望の公開に!

数多くの受賞歴を誇るジョン・M・チュウ監督が再びメガホンを取り、第83回ゴールデン・グローブ賞でも演技賞と歌曲賞にWノミネートされたシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデや、日本でも大ヒットした『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のジョナサン・ベイリーをはじめとした豪華キャストも再集結。名作小説「オズの魔法使い」で少女ドロシーが迷い込んだ〈オズの国〉。その国で最も嫌われた“悪い魔女”と最も愛された“善い魔女”の過去が、それぞれの視点から語られていく、知られざるもうひとつの物語「ウィキッド」が、いま再びその幕を開けます。

前作に続いて”善い魔女”グリンダの日本語吹替えを務めた清水美依紗さんに作品の魅力などについて聞きました!

●グリンダ役は、昨年に続いて吹替を担当されましたが、今作の印象はいかがでしたか?

今作ではグリンダの成長がより深く描かれていて、その変化がいちばん表れているのがグリンダの新曲じゃないかなと思っているんです。あまり細かいことを話すとネタバレになってしまいそうですが(苦笑)、彼女の気持ちの揺れや葛藤が、あの曲の中にしっかり込められていると思うんです。そして自分の日常と重ねた時に、そういう気持ちって、わたしの中にも無数に転がっているなとも思ったんです。なので前作の時よりも、グリンダの存在をより身近に感じながら自然に声を当てられました。

●前作の話になりますが、グリンダ役が決まった時はいかがでしたか?

吹替自体が初めての経験だったので、とても責任を感じました。怖い気持ちのほうが、強かったかもしれないです。さまざまな国でたくさんの方がグリンダを演じてらっしゃるので、映画版でグリンダの吹替を務めさせていただくことは怖かったです。

これまでいろいろな方が演じられているグリンダをリスペクトしたいし、アリアナが演じるグリンダに対しても強くリスペクトの気持ちを持っていました。ただ、実際に録っている時はそこまで考える余裕がなくて(笑)、公開されてから改めて実感しました。

●公開後、日本でも大ヒット・大評判となりました。

字幕版、吹替版、両方観られたという方が本当に多かったですよね。そういう作品って、なかなかないじゃないですか。わたしのまわりの友達も両方観に行ってくれたと言ってくれて、うれしかったです。

●前作のキャスト&監督来日プロモーションでは、アリアナ・グランデさんと舞台挨拶などもされていました。

アリアナの大ファンなので、うれしかったです!何よりうれしかったことは、アリアナが夢を叶えた作品で彼女の吹替えを担当できたことなので、アリアナ本人にもその気持ちを伝えましたし、とにかくあなたが好きだということも伝えました!

●なんて言葉が返ってきましたか?

女神のような瞳で「ありがとう」と言ってくれました。あと、すごくうれしいと。日本のみなさんにもこの作品の素晴らしさが届いたらいいなと。日本に来られて本当にうれしいと言ってくれました。

●もともと『ウィキッド』もお好きだったそうですが、最初の出会いはいつだったのでしょうか?

初めてブロードウェイで作品を観たのはニューヨークにいた時なので、18歳か19歳くらいだったと思います。すごく感激して、「どうしてもっと早く観なかったんだろう」と後悔しました。それくらい若い世代にも響く作品ですし、大人になった今改めて観るとまた違った見方で感動できる作品だと感じています。そんな作品に関わることができてすごくうれしく思います。

●今回の『ウィキッド 永遠の約束』、清水さんはどうご覧になりましたか?

人との向き合い方、考え方、人の見方、見られ方が変わる作品だなと思いました。人って見たい人のことを見るし、信じたい人のことを信じるし、つい見られたい自分を演じてしまうものだと思うんです。なのでこの作品を観た時にどう自分らしくいるのか、自分の正直な気持ちを大切にすることってすごく大事だなって、改めてわたしは感じました。その一方、観るたびに違う感情と出会える作品だとも思いますので、ぜひ映画館で観ていただきたいです!

●今日はありがとうございました!

Cynthia Erivo is Elphaba in WICKED FOR GOOD, directed by Jon M. Chu.

■公式サイト:https://wicked-movie.jp/ [リンク]

■映画『ウィキッド 永遠の約束』について

昨年映画界を席捲し、ブロードウェイミュージカルを映画化した作品史上No.1という金字塔を打ち立てた『ウィキッド』が、遂に壮大で感動的なフィナーレを迎える。オズの魔女たちの知られざる物語を描く最終章は、エルファバ(アカデミー賞ノミネート:シンシア・エリヴォ)とグリンダ(アカデミー賞ノミネート:アリアナ・グランデ)が道を分かれ、自らの選択の代償と向き合いながら暮らしているところから始まる。そこへ、“カンザスから来た少女”が現れたことで、ふたりは最後にもう一度力を合わせ、心から互いに向き合うことになる。自らを、そしてオズという世界そのものを、永遠に変えるために。

『ウィキッド 永遠の約束』
© Universal Studios. All Rights Reserved.
3月6日(金)より、全国ロードショー
配給元:東宝東和

ときたたかし

映画とディズニー・パークスがメインのフリーライター。「映画生活(後のぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。

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