12月10日(火)、午後8時から、ニコニコ動画の生放送にて、今年、夏に発売になったばかりの新ボーカロイドライブラリー「ZOLA_PROJECT」の発売記念コンテストの結果が発表された。今回は、楽曲(オリジナル&カバー)部門、イラスト部門、「歌ってみた」部門、そして、応援キャンペーンとして、楽曲の応援者にまで、賞を設置するという、かつてない規模のものとなった。
ボカロが誕生してから10周年という節目の年でもあり、どんな受賞者が出るかと話題になり、2万数千人強の視聴者が固唾を呑んで見守る中での、発表がなされた。「ZOLA_PROJECT」のデビュー曲を作曲した浅倉大介さんのビデオレターの後、ヤマハ開発者の大島、瀬戸氏、に加え、ボカロのライブラリーの声を担当した3名(KYO、WIL、YUU)が揃い踏んだ。各賞の受賞者の名前を読み上げるたびに、画面は無数のコメントで埋まり、ツイッターでも喜びの歓声が乱れ飛ぶという盛況ぶりであった。
昨今、ボカロ楽曲や動画のクオリティーは高まり、作詞、作曲、動画、イラスト等と分業されているケースが多く、今回のコンテストでも、それぞれコラボを組んで、応募した投稿者が、ツイッターでお互いの健闘、功績を称えあう、といった光景が至る所で見られた。
そして、とりわけ、注目の集まるオリジナル曲部門のヤマハ賞には、誰が選ばれるのだろう、という期待のコメントで沸き返る中、「夢中願望」という楽曲を投稿されたヒダリガワすらっしゅさんの名前が呼ばれると、歓声はクライマックスに。
さらに番組後半からは、近く発売が予定されている、ボカロが大好き、という柴咲コウさんのアイディアで生まれた、新ボカロライブラリー「ギャラ子(NEO)」。その新たな声(BLUE&RED)が紹介され、注目を集めた。「galaco(ギャラ子)SUPER BEST」という限定CDも柴咲さんのコンサートや各ボカロイベント等で販売されているという。こうして、盛況のうちに、「ZOLA_PROJECT」の発売記念コンテストおよび「ギャラ子(NEO)」の発表は好評のうちに終わった模様。