巨石文明とは、自然石で、あるいは面取り・化粧仕上げなどの一部の加工のみが加えられた石で、築かれた構築物を持つ文明。ストーンヘンジ、ピラミッドのような建造物に象徴される。
ストーンヘンジは、、ロンドンから西に約200kmのイギリス南部・ソールズベリーから北西に13km程に位置する環状列石(ストーンサークル)の。円陣状に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁からなり、世界で最も有名な先史時代の遺跡である。考古学者はこの直立巨石が紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えている。しかしそれを囲む土塁と堀は紀元前3100年頃まで遡るという。
エジプトのピラミッド(Egyptian pyramids)は、エジプトに位置する、角錐の形をした古代のピラミッドである。2008年時点で138個が発見されている。そのほとんどは、エジプト古王国からエジプト中王国時代のファラオかその家族の墓である。
これらの文明には、いずれも巨大な石材が使用されている。フォークリフトや油圧式クレーン、トラックなど存在しない時代、どのように何トンもの石材を運んだのだろうか?