累計出荷台数400万台超えの人気トースターが進化!限定色もカッコイイけど味はウマいか確かめた

  by 中山秀明  Tags :  

パン好きにとって、トースターって欠かせないですよね。ガスコンロ下のグリルを使う手もありますが、焦げやすいじゃないですか。そんなこんなで今回紹介するのは、『アラジン グラファイトトースター(2枚焼き)』の新モデル(品番:AET-GS13D)。いろいろ焼いてみました!

▲使ったモデルは、10周年記念限定カラーの「ブリティッシュグリーン」。価格は税込14,080円です

シリーズと新モデルの特徴を解説

『アラジン グラファイトトースター』シリーズは、わずか0.2秒で発熱する特許技術『グラファイトヒータ(R)』を世界で初めて搭載したトースターとして2015年に誕生。短時間かつ高温で焼き上げることで、外はカリッと中はもちもちに仕上がる理想的なトーストが支持され、2025年9月に累計出荷台数が400万台を突破しました。

本機種は2025年の10月に登場した、3年ぶりのリニューアルモデルです。進化点は、上位機種の「グラファイト グリル&トースター(4枚焼き)」でも好評の可動式焼き網を新採用したところ。

この、焼き網を持ち上げられる設計により、扉まわりに溜まりやすいパンくずも掃除しやすくなり、お手入れ性と衛生面が大幅に向上しました。なお本体下部には『パンくずトレイ』が付いており、掃除はきわめて簡単です。

トーストと冷凍トーストを焼いて実力チェック

まずは、普通にトーストを焼いてみましょう。操作はシンプルで、温度を決めて(温度調節つまみを回す)タイマーつまみを回すと上下のヒーターで加熱が開始されます。代表的なメニューについては、調理時間の目安が本体側部に書かれていますので、たまにしか焼かないものでも大丈夫。

側面に書かれていないメニューがあっても、説明書や公式サイトには調理時間がたくさん載っているのでご参考に。ということで、普通のトースト2枚は280℃で2~2.5分(6枚切りの厚さで)。0.2秒で発熱するスピードはさすがです。見た目のこんがりもイイ感じ。

食べてみると、焼き加減も見事ですね。お手本のようなカリカリもちもちで、中身は適度にしっとりしてふんわり。高火力でスピーディーに焼ける性能により、内部の水分をある程度維持しながらカリッと焼けるメカニズム、これが『グラファイトヒータ』の実力ということでしょう。

では、冷凍トーストはどうなのか。こちらもレシピは、通常のトーストとほぼ同じ。1枚(6枚切りの厚さ)なら280℃で2~2.5分(2枚は2.5~3分)です。

「チーン』と鳴ってでき上がり。見てみると、うんうん。しっかり焼き目も付いてますね。カチコチの状態から数分でこんがり焼けるとは、スゴいじゃないですか。

常温から焼いたトーストと比べても、食感や味わいに違和感はありません。言われなければ、冷凍状態から焼いたものだとわからないレベル。これは重宝しますね~。

クロワッサンや海老フライサンドも試してみる

次はクロワッサン。説明書によると、クロワッサンの調理は「1個の場合100℃で1~3分」とのこと。通常サイズのクロワッサンだったので試しに2分で焼いてみました。

仕上がりは、やや時間が長かったのか少々黒っぽくなったものの、許容範囲。生地に染み込んだバターが熱によって呼び覚まされ、特有の多幸感あふれる香りが広がります。食感はこちらもサクサクふんわり。味はバターがほんのりジュワッとして、あぁウマい~。

ちなみに本機はパンのほか、ピザやグラタンなどの本格料理にも対応。付属の受け皿を使えば揚げ物も余分な油を落としながらサクッと温め直せます。ということで、次は海老フライをリベイクすることに。

準備としては、メッシュ仕様の焼き網の下に黒い受け皿を忍ばせてセットします。海老フライは2尾なら160℃で4~5分が目安(1尾約25gの場合)。焼いてみると、こちらもナイスな感じに仕上がりました。

こちらに、焼いた食パンを合わせて、海老フライトーストサンドを作ってみました。この際、エイッと海老フライをカットして断面を見ると、プリッとした感じになってるではありませんか!

味はもちろん絶品! カリもちのトーストと、サクプリの海老フライが芳醇なハーモニーを奏でます。前述しましたが、本機ではさまざまな料理を作ることができ、それらは公式サイトにたくさん載っています。この一台で、きっとワンランク上のグルメトーストライフが送れるはず。リニューアルしたこの機会に、検討してはいかがでしょうか!

(執筆者: 中山秀明)

中山秀明

ライター、編集者、フードアナリスト。食関連の専門家として、メディアで解説することもたまにあります。グルメからのつながりで、酒、旅、調理家電、タバコなどを取材、執筆することも。