台風で甚大な被害を受けたフィリピンへの支援に世界中の関心が集まる中、ネットを利用したユニークな募金活動が行われている。
こちらの告知サイト『【寄付ハック】フィリピン災害へ寄付した人に、オレが自腹でiPad miniプレゼントキャンペーン』では、慈善団体を通じてフィリピンに1000円以上寄付した人の中から、抽選で『iPad mini retina 16GB(Wi-Fi)』をプレゼントするという企画を実施している。キャンペーンの概要は以下の通り。
1.国境なき医師団、国連UNHCR、日本赤十字、フィリピン赤十字、ユニセフ(黒柳徹子)、ユニセフ(日本)、フィリピン大使館、ヤフーのどれかに1000円以上寄付する。
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6.wktkして12月15日の結果発表を待つ。
主催者である株式会社THE GUILDの中の人によると、これは「個人で直接寄付をするより、そのお金を元に景品の当たるキャンペーンを張るほうが寄付総額は大きくなるのではないか」との仮説から生まれた社会実験なのだという。ちなみに『iPad2』を景品にして行われた前回のキャンペーンでは、72万円を超える寄付が集まったそうだ。
「社会実験と言いつつ、本当の目的は会社の宣伝なんでしょ?」と訝しむ声もあるかもしれないが、普段慈善活動に興味がない人たちの注目を喚起するという意味ではこんなキャンペーンもアリかもしれない。寄付金からの“ピンハネ”の是非を巡ってネットに議論を巻き起こしたアグネス・チャン発言と同じように、募金活動や慈善活動そのもののあり方について一石を投じるものとなりそうだ。
画像:キャンペーン公式サイトより
【寄付ハック】フィリピン災害へ寄付した人に、オレが自腹でiPad miniプレゼントキャンペーン[リンク]
http://fladdict.net/blog/2013/11/kifu-hack2.html