若田さんが宇宙へ旅立った。若田さんの宇宙挑戦は今回で4回目、前回は日本人として初めてISSで長期滞在した。今回の宇宙飛行では、来年3月から第39次長期滞在クルーで日本人として初めてISSコマンダー(船長)も務める。
科学技術だけでなく、日本人がリーダーシップを取る役職に就くのは、これからの国際社会でも必要なことだと思う。日本はすべての分野で、よいものをつくり、惜しみなく国際社会に提供し、貢献しなければならない。それが小さな島国が生き残る唯一の道だ。
今回のフライトでは、打ち上げからISS到着までわずかに6時間だった。日本の国内でも、到着するのに24時間かかる場所もある。この優れた技術はロシアのもの。従来は2日かかっていた。あっという間についた印象だ。
11月から5月まで約6ヶ月、うち3月から5月までの2か月間は、アジア人初となるISSの船長(コマンダー)として指揮をとる。