サラダボウル専⾨店WithGreenは2025年12⽉31⽇(⽔)まで、季節限定サラダ『四川⾵⿇婆⾖腐と冬採れ春菊のサラダ』と『北海道産スマイルボールとかぼちゃのハーブチキンサラダ』を、全国のWithGreen46店舗で販売している。冬野菜を使⽤した2種類の季節限定サラダを食べてみたのでレポートする。また同店のポイントカードについて大きな勘違いをしていたので、まさかのびっくり大盤振る舞いだった件についても詳報する。
今回も新宿三丁目店にお邪魔した。実は田町店にもプライベートでは行っていたのだが、新宿三丁目店は落ち着いて一人でも食べることができるので、ビジネスパーソンにもおススメだ。デジタル全盛時代にアナログなサイネージを見ると、記者の世代では当たり前の光景だが若い方には新鮮に映るのかもしれない。そうした世代のギャップに戸惑いを感じても、サラダを食べる心にギャップはないので安心して注文してほしい。
『四川⾵⿇婆⾖腐と冬採れ春菊のサラダ』
イートインで食べたのは『四川⾵⿇婆⾖腐と冬採れ春菊のサラダ』で、結論から先に言うと「新ジャンルの中華料理」だった。まずはレシピを紹介すると、トッピングは春菊/もやしナムル/⼈参/⽞⽶/⿇婆⾖腐で、おすすめドレッシングはごま塩だ。もちろん入れ替えることも増やすことも可能なので、注文の際に申し出ると良い。
同社の案内によると、「今年を締めくくるにふさわしい、新感覚な味わいを楽しめる⼀杯として「⿇婆⾖腐×サラダ」という新たな組み合わせに挑戦しました。冬が旬を迎える⾹り豊かな春菊に、花椒のしびれる⾟さがクセになる本格⿇婆⾖腐を合わせた、⾝体の内側から元気になる中華⾵サラダです」とのことだ。
まず、麻婆豆腐と玄米がトッピングに入っているので、イメージとしてはマーボー丼と思っていただいて差し支えない。それに新鮮でシャキシャキの春菊が加わり、それだけだと青臭くなりがちだがマーボー豆腐の強さをマイルドにして歯ごたえを与える役回りに徹している。
本品のすごいところは、サラダなので当たり前だが冷えているということである。マーボー丼が冷えていては美味しいわけがないと思うだろうが、そもそも冷製が前提で美味しく食べられるように調理されている。豆腐は水気が抜かれてベチャベチャしていない。代わりにマーボー豆腐やもやしナムルあるいはドレッシングからの油が程よく回っているので、やはり「新ジャンルの中華料理」と言わずして何と言おうか。ランチとしてがっつり食べたい方に最適なもはやサラダとは表現しにくい「丼」である。
『北海道産スマイルボールとかぼちゃのハーブチキンサラダ』
テイクアウトとしたのが『北海道産スマイルボールとかぼちゃのハーブチキンサラダ』である。こちらはクリスマスパーティーにも最適な一品で、レシピはトッピングが紫キャベツ/スマイルボール/りんご/かぼちゃ/ハーブチキンで、おすすめドレッシングはバジルチーズだ。
本品の外観上の特徴はドレッシングとは別に黒コショウが添付されているところだ。いままで多くの種類のサラダをテイクアウトしてきたが、こういう形態は見たことがない。
さて、例によって8時間近く外を持ち歩いて帰宅して夜まで放置して開封したが、やはり水っぽさはなく夏よりもしんなりともしていない。店舗で撮影した時のままの状態を保っている。ドレッシングと黒コショウをかけてみた。結構、黒コショウの量があり、目立つがこれが見た目にも味でも良いアクセントになる。一度ふたを閉めてフリフリする。もしクリスマスパーティー等でLサイズを注文する場合は、きれいに飾られている状態でそのままドレッシングと黒コショウをかけてテーブルに置けばディスプレイは完成する。食べる人が取り分けた皿の上で和えればよい。パーティーは見た目が重要だ。
サラダとは言え、相変わらずの肉の量で感心するが、ハーブチキンが黒コショウとの相性が良く、りんごとかぼちゃの甘みと色合いが葉物野菜と相まってクリスマスっぽい。そして不思議なのがスマイルボールという「生の玉ねぎ」だ。これはまったく辛くなく、むしろ甘い玉ねぎなのでガリガリかじってほしいくらいだ。クリスマスの夜にもピッタリなお祭りサラダである。
ポイントカード
同店のポイントカードは1サラダにつき1個のスタンプが押される。3つで何らかのトッピングが無料になり、6つ、9つ、12個と増えるにしたがって無料になるトッピングの単価が上がる仕組みだ。この手のポイントカードは、我慢してため続ければ最後に大きく育って「返礼品」がゲットできる仕組みなのが普通だ。記者もそうしていた。
ところが、同社によるとスタンプ3つ、6つ、9つ、12個、15個とそれぞれで特典が利用できるので「我慢しないで!」だそうだ。よって1枚のポイントカードをため続けると15個のサラダ購入の合計5回の特典が得られる計算で、これはお得すぎる大盤振る舞いカードだ。我慢することなく、その都度利用してワンランク上のサラダを楽しんでみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影

