映画『プレデター:バッドランド』早見沙織インタビュー「こんなに追いつめられているプレデターは観たことがなかったです」

  by ときたたかし  Tags :  

シリーズ初! プレデターが主人公の完全なる新章、『プレデター:バッドランド』が11月7日(金)より公開になります。

誇り高き戦闘一族から追放され、宇宙一危険な「最悪の地(バッドランド)」に辿り着いた若き戦士デク。次々と敵に襲われるなか、主人公デクとともにバッドランドをサバイバルする半身アンドロイドのティア。

エル・ファニング演じるティアの日本版声優を務めた、人気声優・早見沙織さんに『プレデター:バッドランド』の魅力について聞きました!

(L-R) Thia (Elle Fanning) and Dek (Dimitrius Schuster-Koloamatangi) in 20th Century Studios’ PREDATOR: BADLANDS film. Photo courtesy of 20th Century Studios. © 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

●本作の日本版声優に決まった時はいかがでしたか?

元々エル・ファニングさんのインスタグラムをフォローしており、作品のことは既に知っていました。日本版声優のオファーを受けたときは、本当に驚きました。

●これまで強敵だったプレデターが、今回は主人公のドラマという点が新しいですよね。

これまではプレデターがどういう存在か、全貌まではよくわからなかったと思います。ところが今回は、冒頭から主人公として登場するアイデアがとても面白く、これまでの積み重ねがあったからこそ、デクというプレデターの主人公にものとても興味をそそられると思いました。

●しかもデクは弱いので、頑張る姿に感動すら覚えるという。

そうなんです、今までプレデターにこれほど気持ちを寄せて観ることはありませんでした。デクが若きプレデターということもひとつの大きな要素だと思っていて、これまでは狩人であり恐ろしさもある存在だったものが、バッドランドにフィールドが変わったことで、狙われる存在にもなります。

バッドランドの凶悪な敵が数々現れ、最後には大きなバトルシーンもあり、こんなに追いつめられたプレデターは観たことがありませんでした。そこも見どころだと思います。

Dek (Dimitrius Schuster-Koloamatangi) in 20th Century Studios’ PREDATOR: BADLANDS film. Photo courtesy of 20th Century Studios. © 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

●アンドロイドのティアを演じる上では、どういうことを意識しましたか?

ティアはアンドロイドですが、デクとずっと話をしているくらい陽気で、チャーミングなキャラクターです。わたし自身も開放的な気分で、楽しみながら収録ができたらいいなと思い臨みました。

●エル・ファニングさんの声を吹替える作業は、どのようなものなのでしょうか?

日本語吹替えなので、なるべくご本人の声をすくい上げながら自分の声に反映させたいと思うのですが、違う人間なので、同じ音で表現することはとても難しいんです。表現の幅があるので、毎回丁寧に向き合っていく作業になります。

ですが、私の中ではエルさんの声に馴染みやすさを感じており、表情や声のトーンなどから、エルさん演じるティアには親和性を感じました。

Thia (Elle Fanning) in 20th Century Studios’ PREDATOR: BADLANDS film. Photo courtesy of 20th Century Studios. © 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

●『プレデター:バッドランド』を楽しみにされている方にメッセージをお願いいたします。

映画が開始してすぐにプレデターの世界に引き込まれる作品です。エル・ファニングさんが演じていらっしゃるティアもいろいろな表情を見せてくれますので、ぜひ期待していただきたいです。吹替版も最後の最後まで楽しんでいただけるとうれしいです。

■公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/predator-badlands/ [リンク]

■ストーリー

(L-R) Thia (Elle Fanning) and Dek (Dimitrius Schuster-Koloamatangi) in 20th Century Studios’ PREDATOR: BADLANDS film. Photo courtesy of 20th Century Studios. © 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

2025年、“最悪の地”バッドランドを舞台に描かれるのは、これまでのどの「プレデター」作品とも一線を画す、まったく新しいプレデターの物語。若きプレデター〈デク〉と、謎めいたアンドロイド〈ティア〉――極限の地で出会った2人がたどる運命とは?

全てを凌駕する、新たなプレデターの伝説がスクリーンを支配します。

狩るか、狩られるか。すべてを飲み込む<バッドランド>が牙を剥く。ようこそ。“ヤバすぎる”世界へ──

『プレデター:バッドランド』は、11月7日(金)より世界同時公開

©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ときたたかし

映画とディズニー・パークスがメインのフリーライター。「映画生活(後のぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo

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