オゾンホール(Ozone hole)というと、南極や北極上空の成層圏のオゾン層における春期のオゾンの濃度の減少を指す。有害な紫外線をさえぎるオゾン層が破壊されて穴があいたような状態になる。
発見された当初は南極上空だけに発生するとされていたが、最近では北極上空にもオゾンホールが出現していることが問題になっている。その原因は北極上空の寒冷化である。
2012年3月、北極上空に、突然オゾンホールが現れたが、北極上空の成層圏の気温変化をみると、1月頃から気温が急激に下がり、4月にかけて―80度を下回った。平均気温から10度も低く、今まで見られなかった現象だった。専門家は、この極端な気温低下がオゾン層の破壊を生んだと考えている。
今回、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究チームは、アフリカ南部の地域社会に大きな影響を及ぼしている近年の地上気温上昇の原因について、過去30年の観測データを解析したところ、南極上空のオゾンの減少がアフリカ南部でアンゴラ低気圧を強化させた結果、この地域の夏季の気温を上昇させていることを世界で初めて明らかにした。
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