サラダボウル専門店のWithGreenでは、2025年9月1日より全国のWithGreen41店舗で季節限定サラダ『さば煮カレーと北海道産じゃがいもグリルのサラダ』と『たっぷりスモークチキンと秋の味覚のシーザーサラダ』を発売している。今回のテーマはタンパク質だ。先に紹介する『さば煮カレーと北海道産じゃがいもグリルのサラダ』には国産さばを使用し、WithGreenとして初めて魚をメインにしたサラダメニューだ。食べてみたのでレポートする。サラダに刺身ではない魚と聞くと引いてしまうかもしれないが、これがなかなか美味しくて止まらないのでお試しあれ。
秋の訪れとともに身体を整える栄養をしっかり摂っていただきたいという同社の想いから、今秋はWithGreenとして初めてとなる魚を主役にしたサラダメニューを開発した。主役の国産さばを香辛料とともにじっくりと煮込み、風味豊かなカレーに仕上げた。トッピングには、食感豊かな豆とクミン香る北海道産じゃがいもグリルを合わせ、スパイスと素材の香りが引き立つ。仕上げには、さっぱりとした柑橘ドレッシングを添え、最後まで飽きないどころか、もう1個欲しいくらいの残った夏ダレを吹き飛ばすモリモリ食べたいサラダになっている。
WithGreenのサラダは国産野菜を使用して「主食になるサラダ」を主題に開発しているが、今回の『さば煮カレーと北海道産じゃがいもグリルのサラダ』は、魚の栄養価と秋の旬を一度に味わえる、これまでにない挑戦的なサラダだ。
さば煮カレーと北海道産じゃがいもグリルのサラダ
2種類ある秋メニューのうち、件の「さば煮カレーと北海道産じゃがいもグリルのサラダ」をイートインとした。トッピングが、ターメリックオニオン/ビーンズ/トマト/じゃがいもグリル/さば煮カレーで、おすすめドレッシングは柑橘(かんきつ)だ。言葉で書くとサラッと流してしまいそうだが、やはり「さば煮カレー」が本品の中心的存在なのは間違いない。
さば煮カレーは青森県八戸市にある1946年創業の⽔産加⼯メーカーである宝幸の⼯場で製造されている。言うまでもなく八戸は⽇本有数のさばの産地で、品質の高いさばを使用したカレーである。心配していた最中特有の生臭さは一切なく、むしろじっくりと煮込んだ最初は甘く感じるカレーで、徐々に辛さがしみてくる味付けは絶品だ。今回はタンパク質重視でメニューが作られてはいるものの、もし追加するとなれば間違いなく「玄米」だろう。
たっぷりスモークチキンと秋の味覚のシーザーサラダ
テイクアウトとしたのは「たっぷりスモークチキンと秋の味覚のシーザーサラダ」だ。夏の暑さは続いているものの、確実に秋の気配が来ている9月は、季節の変わり目で体調を崩しやすく、残る夏の疲れが後を引き、コンディション管理の難しい時期だ。そんなときこそ、良質なタンパク質と旬の野菜をバランスよく摂ることでカラダを整えるカギとしている。ダイエットも良いが、糖質やカロリー、あるいは炭水化物を極端に減らすと知らず知らずのうちにタンパク質も減らすことになり、体重が減って同時にパワーも減らしていたのでは本末転倒だ。プロテインはなにもボディビルダーだけの専売特許ではないのだ。
本品のトッピングは、塩麹しめじ/りんご/人参/さつまいも/スモークチキンで、おすすめドレッシングはシーザーである。毎度のことだが、サラダとは野菜だけのことではないのは同店のサラダで記者が学んだことなのだが、ここでも本領発揮でスモークチキンはこれでもかというほど入っており、肉メインといっても過言ではないほどだ。
スモークチキンは高たんぱくで、資質が少ないのはダイエット経験のある方ならばご存じのはずだが、これだけではなく季節の野菜や果物が添えられているので、結局はバランスよく食べることができる。スモークチキンの香ばしさとりんごとさつまいもの異なる甘みを楽しめるのが見た目だけではなく「舌鼓」という言葉がぴったりのサラダだ。
暑い日が続いているので夏バテはまだ続くかもしれないが、古代から日本人はそれに負けずに食事から摂取する栄養素や季節感を楽しむことで乗り切ってきた。経験則だけではなく現代の科学で説明がつく効果的な栄養の摂取で体調万全で秋を迎えよう。
※写真はすべて記者

