古代オリエント博物館で2025年度<夏の特別展>開催中!「THE ANCIENT GLASS〜古代ガラスの3つの軌跡〜」「古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム」の2本立て

  by ときたたかし  Tags :  

サンシャインシティ(東京・池袋)にある古代オリエント博物館では現在、2025年度夏の特別展として「THE ANCIENT GLASS~古代ガラスの3つの軌跡~」と「古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム」を同時開催しています(9月7日(日)まで)。とっても豪華&充実!

メイン展示となる「THE ANCIENT GLASS」では、4000年以上前に古代メソポタミアで誕生したガラスが、いかにして世界各地に広がり、独自の発展を遂げたかを「古代地中海世界」「古代オリエント世界」「東アジア世界」の3つの軌跡で辿るもの。

担当研究員の方によると、「私たちの身のまわりにあって、今では当たり前の存在になっているガラスは、実は4000年以上前の古代メソポタミアで作られ始めました。世界中に広まった古代ガラスの製法には、現代の技術をもってしてもなお解明されていないことが残されているようです。本展を通して、古代の職人の卓越した技巧とガラスという素材の奥深い魅力に触れていただければと思います」と解説。MIHO MUSEUM、平山郁夫シルクロード美術館、東京大学総合研究博物館などから借用した187件257点の貴重な考古・美術資料を通じて、古の職人たちが生み出した技術革新の結晶に迫ります。

「子どもミュージアム」では、古代オリエント博物館の館蔵品を用いて、古代オリエント世界の魅力をわかりやすく紹介。「暮らし」や「文字」、「神様」といった子どもにも馴染みやすく理解しやすいテーマを設定して、ワークシートを用いて展示品を観察できるようにしたり、古代の道具や技術を実際に体験できるコーナーを設置したり、さまざまあります。

そして本特別展の開催にあわせ、館内のミュージアムショップでは、本展図録に加え、オリジナルグッズを新たに展開しています。古代のビーズ玉や装身具に着想を得たクリアファイルやアクセサリーなどを用意。

1〜3世紀のガラス製ピンをモチーフにしたガラスペン(制作:たちばな硝子工房)は、本展にあわせた新商品だそうです(取材時の様子)。

■古代オリエント博物館
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ 文化会館ビル7階
営業時間:10:00~17:00 (最終入場は16:30)
特徴:文明発祥の地といわれる西アジア・エジプト地域の古代文明を紹介する目的で、1978年、我が国最初の古代オリエント地域専門の博物館として開館。西アジア、エジプト地域を中心として、旧石器時代からサーサーン朝時代までの資料約5,000点、及びシリア出土品を多数収蔵する。
問合せ先:古代オリエント博物館 03-3989-3491 https://aom-tokyo.com/

ときたたかし

映画とディズニー・パークスがメインのフリーライター。「映画生活(後のぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo

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