スターバックス・コーポレーションと、サントリー食品インターナショナルは、スターバックスのチルドカップシリーズより「スターバックス 京都抹茶ラテ」の復刻商品を9月2日(火)から発売する。発売前だが、報道関係者向けの製品発表会で試飲してみたのでレポートする。また同社が提案するペアリングも試してみたので同時にレポートする。
スターバックスのチルドカップシリーズは、世界に先駆け2005年9月に日本で初めて発売された。よって2025年の今年は20周年を迎えるということだ。この節目となる年を記念して、2008年にスターバックスのチルドカップシリーズからコーヒーを使用しないデザートドリンクとして初めて登場した「京都抹茶ラテ」をリニューアルし復刻商品として発売する。
飲んだ感想は、想像通り甘くスターバックス商品に共通する濃厚さも保持されている。いわゆる「抹茶ミルク」のお手本のようなドリンクで、抹茶の本物感とミルクの濃厚感は見事にマッチしている。どちらかというと味わってゆっくりと楽しむタイプではないだろうか。
今回は同社が提案するペアリングも試してみた。ツナマヨネーズおにぎりという異色の組み合わせだが同社では「日本の伝統的なお茶の一種である抹茶を使用した「京都抹茶ラテ」には、同じく日本で長年愛されているおにぎりの中から、ツナマヨネーズおにぎりとの組み合わせをおすすめします。海苔とツナの旨みにより京都抹茶の深みのある風味が引き立てられ、マヨネーズがミルクのクリーミーさをより際立たせます。意外な組み合わせによる、味わいの広がりをお楽しみいただけます。」と説明する。
記者の感想として若干の条件を付け加えるとすれば、なるべく高品質な味が濃い目のおにぎりをお勧めする。塩気の多いおにぎりは、本品を飲んだ時の甘さが増してむしろ違和感がない。スイカに塩を振るのと同じ理屈だろう。
次に、チーズ蒸しケーキの提案だが、同社では「スイーツと一緒に楽しみたい時には、チーズ蒸しケーキとの組み合わせがおすすめです。「京都抹茶ラテ」のミルクのクリーミーな味わいと抹茶の豊かな香りが、チーズの濃厚な風味と調和します。また、チーズ蒸しケーキのふんわりとした軽やかな食感とのコンビネーションも楽しめる組み合わせです。」と説明する。
ケーキとの組み合わせはおにぎりとは逆の効果で、先に甘いケーキを食べると逆に本品の抹茶感が際立つことになり、まるで和菓子を食べているかのような錯覚に陥る。チーズは好みの問題だろうが、記者はベイクドチーズケーキでも合うだろうと感じた。
スターバックスのチルドカップシリーズは、「きょうは、どこをスターバックスにする?」のブランドメッセージだ。実店舗に行かなくても、外でも家庭でもオフィスでも、どこでもチルドカップさえあればスタバになることを目指しているので、スタバファンであれば常に居たい店舗と同様な味と雰囲気に身を任せていつでも一息入れる体制を整えておきたい。
※写真はすべて記者撮影

