過去の遺物からその年代を知る方法がある。それが、放射性炭素年代測定(radiocarbon dating)で、C14年代測定ともいう。
自然の生物圏内では炭素14の存在比率がほぼ一定であり、動植物の内部における炭素14の存在比率は、死ぬまで変わらないが、死後は新しい炭素が補給されなくなるため、存在比率が下がり始める。この性質と炭素14の半減期が5730年であることから年代測定が可能となる。
ところが、炭素14の生成量は地球磁場や太陽活動の変動の影響を受けるため、大気中の濃度は年毎に変化している。また、北半球と南半球では大気中の濃度が異なっている。このことから、通常のC14年代測定法は補正する必要があった。
今回、その補正となる物差し「IntCal13」が、9月23日の「Radiocarbon」オンライン版(IntCal13特集号)に公開された。この制作者の一人が、英ニューカッスル大学の中川毅 教授。
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