中東・イラクで行われた結婚式で、音楽に合わせて陽気に踊る男たち。だがこの後とんでもないことが起こった。
ノリノリで踊る黄色いシャツの男がポケットから拳銃を取り出し、空へ向かって発砲しようとしたところ、誤ってすぐ側にいた友人を撃ってしまったのだ。哀れな友人は頭を撃たれて死亡。おめでたいはずの場は一転して悲しみに包まれてしまった。
中東地域では祝い事などの際、景気付けのため上空に向けて拳銃やライフルを発砲する風習がみられる。ただ、この時発射するのは空砲ではなく実包。そのため、流れ弾によって毎年多くの死亡事故が発生しているのだ。まるでギャグマンガのような話だが、れっきとした事実であり、外務省の海外安全ホームページでも注意を促しているほどだ(※)。
今回の悲劇もこの風習が原因となっていることは間違いない。銃になじみがない日本人からすると、毎年多数の死人が出るような風習は“悪習”としか思えず、せめて空砲を採用したらどうかと思うのだが……。まったく懲りない人たちである。
動画(LiveLeak ※閲覧やや注意)
A guy kills his friend by mistake
http://www.liveleak.com/view?i=266_1376958693
※外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/karachi.html[リンク]