世の中にはいろんな職業がある、いろ~んな職業がある。『レンタル彼女』と言う摩訶不思議な商売が成り立つ日本、驚愕! 日本に何度か商談で行ったことのあるアメリカ人男性曰く、日本のキャバクラやバーにお金を落とす日本人男性が信じられないと言う。自分の彼女にもなれないようなホステスに貢ぐように何度も足を運ぶこと自体が捨て金だと言うのだ。
確かにアメリカには日本で言うキャバクラやバーはない。まぁ、こちらニューヨークには日本人相手のその手の飲み屋はいくつかある。かつて日本がバブルで浮足立っていた頃には数多くあったが、今や少数になり、それでも営業されている。
さて、前置きが長くなったが、その『レンタル彼女』を追った番組をYouTubeで見た。レンタル彼女は聡明だった。大学在学時代からレンタル彼女を始め、当初はエージェントに属していたが、やがて独立し今や個人経営者。レンタル彼女の貸し出し時間は90分。
レンタル彼女はコミュニケーション能力が高く、お客さんには男性だけでなく女性も多いという。確かに、そのレンタル彼女は男性受けだけでなく、女性にも好感が持たれる印象で、そういうところが実に賢い。
性的なことはサービスしないし、健全な90分ではあるのだけど、終業間際にレンタル彼女は男性客の体に触れたり、握手の際はアイドルの握手会みたいに男性の手を両手で包み込み優しく握る。
そのレンタル彼女に興味を持つと、自身のYouTubeがあることを知る。見てみるとレンタル彼女としての苦労話も披露している。今までレンタルされた中でイヤだったお客さんの話。視聴者としては興味はあるし、鋭い視点で、解説も素晴らしい。
でも、なんだか言われている過去のお客が気の毒になった。また、そういう人からお金をもらっているレンタル彼女にチョット嫌気が差した。『職業に貴賎なし』という江戸時代からのことわざは素晴らしい考え方だけど、このレンタル彼女はどうかな?と思った。
需要と供給の考えで、お客様のご要望があるから商売が成り立つのだけれど、男と女の化かし合いのような感じがしてしまったのだ。レンタル彼女はお客さんとの恋愛はないという。しかし、お客さんの中には勘違いしてプロポーズまでしてくる人もいるという。
なんか考えさせられるんだなぁ~ 外野でわちゃわちゃ言うのは大きなお世話であることは十分わかっているけど、レンタル彼女のお客さん候補者にはできれば踏みとどまって欲しいと思う。
レンタル彼女は『高嶺の花』なんだなぁ。それに一時をお金で買った『レンタル彼女』はお金を支払うことにより成立するビジネスなので、レンタル彼女はお客さんのことをお金として見ているので、そこに気持ちは介在しないんだなぁ~。
そしてレンタル彼女は、私がYouTubeでみた女性はかなり賢いので、レンタル彼女を卒業してコミュニケーションの達人を目指し、オンラインサロンやらマスコミに出るようになれればいいと思うし、その実力はあると思う。系列としてはまさに田中みな実タイプで、しかし、このレンタル彼女は女性受けする。
魅力的な女性ゆえ、これ以上、モテない男性客に魅力を振り撒かないで欲しい。その能力を世の中に広めて欲しいと思う。
もし、このレンタル彼女が自身のYouTubeでお客さんに対しての本音を語らなければ、こんなことは思わなかっただろうけど、困ったお客さんの実例を出してしまって、悪いけど『本性見たり!』の気持ちになった。
平和裏に終わるには、レンタル彼女はその職業から足を洗い、その類まれなるコミュニケーション能力を本業にすべきだと思った。ハイハイ、余計なお世話ですよ、でも、そんなこと伝えたくなった。

