1944年というと、第二次世界大戦もいよいよ大詰め。6月にはノルマンディー上陸作戦。7月にはヒトラー暗殺未遂事件、サイパン島では日本軍玉砕。11月にはサイパン島から東京初空襲。12月には東南海地震発生。軍需工場に大被害があり日本の敗北が早まったという。
こんな年にも、第44回ノーベル物理学賞は贈られた。どんな研究だろうか?受賞したのはアメリカの物理学者イジドール・イザーク・ラービ。受賞理由は「共鳴法による原子核の磁気モーメントの測定法の発見」である。
これは、世界で最初の核磁気共鳴(nuclear magnetic resonance, NMR)現象に関する研究である。この原理を利用して、生体内の内部の情報を画像にする。核磁気共鳴画像法(magnetic resonance imaging, MRI)が開発されることになる。
Wikipedia: イザーク・ラービ 日外アソシエーツ:ノーベル賞受賞者業績辞典
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