前回、”ホームベーカリー『SD-BMS102-N』を使って小倉トーストを自宅で楽しむ”という記事が好評であったので、調子に乗って今度はただの小倉トーストではなく、至高の小倉トーストを作ってみようと企画してみた。
小倉トーストの美味しさ、それは甘すぎないアンパンというだけでなく、あのパリサクとした食感であることに異論がある方はいないはずだ。
このパリサク感を引き立てるためにはどうすればいいのか、プロの和菓子職人さんに相談したところ一定の解決を見たので試してみることにした。
その前に、前回甘すぎた餡子を作りなおすことに。
今回はただの小豆ではなく、大納言小豆という高級小豆を使用する。
餡子の作成は前回とほぼ同じ手順であるが、普通の小豆と違い、皮がしっかりとしているようなので長めに煮てみた。
煮詰め終わった小豆はざるで水切りをして『SD-BMS102-N』の”あんコース”にて練ってもらうわけだが、前回の反省を踏まえ、小豆250gに対し砂糖を200gに減らしてセットをする。
一時間後、想像通り甘さ控えめ、小豆の味がしっかりとする至高の餡子が出来上がったのだ。
さて、パンである。
今回は早焼きをしようと思うので若干通常のパンと材料が違う。
強力粉250g、簿力粉30g、砂糖大さじ2杯、塩小さじ1杯、スキムミルク大さじ1杯、バター10g、水200mlをパンケースに入れる。
ドライイースト入れにドライイーストを多めに小さじ1杯入れてコースは早焼き、焼き色は普通にして『SD-BMS102-N』のスタートボタンを押す。
簿力粉を入れることでパリサク感が増したパンが焼き上がるのだ。
早焼きなので2時間で焼きあがる、その焼き上がったパンを厚切にする。
普通よりパリサクに焼き上がったこのパンをさらにパリサクにするために油で揚げることにした。
油の温度は180度、パンの表面に焦げ目をつけるだけでいいのでそれほど長時間揚げなくてもよい。
揚げることで甘味も増してパリサクウマウマなパンに仕上がるわけだ。
油を切って少し冷ましてからバターを塗る。
さらにその上から先ほど作った餡子を塗る。
そして至高の小倉トーストの完成である!
相変わらず見た目はよろしくないのはご愛嬌。
さて、これを食べてみる。
狙い通り、見事にパリサク感が増している、さらにパンの中の部分は普通にやわらかしっとりであり、見事に調和がとれている。
さらに餡子も甘すぎないで小豆の味を主張しているので見た目からは想像の付かないであろう上品な味わいがする。
言葉で表現すると、”パリサクフワアマ”、という感じになるだろうか?
大成功である。
小倉トースト親善大使(自称)として、調子に乗って小倉トーストネタ第二弾を投稿してみたが、好評なようであればさらに続けてみたいと思う。