快晴の岩国航空基地に13万人!フレンドシップデー2025が航空ファンらで賑わう

GW恒例のイベント「岩国航空基地フレンドシップデー」が5月4日(日)に開催されました。
例年は「5月5日(こどもの日)」に行われていますが今年は1日前倒しです。
当日は好天に恵まれ来場者は13万人(主催者発表)となりました。昨年の11.3万人から増加しています。
午前9時のオープニングから午後3時30分過ぎまで、上空では様々な機種によるデモフライトが、地上では各種イベントが行われました。

★1日群司令としてエアショーを盛り上げてくれたタレントの小杉怜子さん

★プログラム

・チーム・ファストラックス – アメリカのスカイダイビングチームであるファストラックスは、パラシュート降下をイベントで披露する世界最大級のプロフェッショナル集団です。これまでも世界各地、カタールのドーハやフランスのノルマンディー、そしてここ岩国でも、スカイダイビングによるショーを披露してきました。日米の同盟を示す両国の国旗をはためかせながら大空から地上へ舞い降りました。
https://teamfastrax.com/

・海上自衛隊セレモニーフライト – 岩国基地に拠点を置く海上自衛隊の航空機が、地元である岩国の空をセレモニーフライトで彩りました。

・海上自衛隊ホワイトアローズ – 海上自衛隊の公式アクロバット飛行チームが、岩国の航空ショーに初めて登場。2018年10月に発足したホワイトアローズは、山口県にある小月航空基地で、海上自衛隊の将来を担う飛行士の育成にあたっている操縦教官のチームです。操縦訓練用の練習機であるT-5を駆り、曲技飛行のテクニックを余すことなく展示披露。
https://www.mod.go.jp/msdf/atrc/custom1.html

・海上自衛隊US-2 – 海上自衛隊の救難飛行艇US-2は、海上自衛隊岩国航空基地の顔とも呼ぶべき存在です。海上、あるいは離島における捜索、救難活動にあたれるよう設計されたUS-2は、一般的な旅客機が要する距離のたった4分の1という短い距離で、離陸も着陸も実施することができます。海上自衛隊は、短距離離陸からの力強い上昇、低速でも安定した飛行など、US-2の機体性能を最大限発揮した飛行展示を行いました。こうした能力はすべて、海を介した過酷な環境にあっても皆様の生命を守れるよう、海上自衛隊によって誇りをもって維持されています。

・航空自衛隊F-2 – 航空自衛隊より、空対空および空対地での任務遂行能力など多目的用途に備えた、単発エンジンの支援戦闘機F-2の展示飛行。F-2は、目をみはる機動性能と同時に、そのスピードや馬力に優れた航空機として知られています。

・陸上自衛隊ラぺリング – 日米親善交流の一環として、陸上自衛隊第13旅団の部隊が2025年のフレンドシップデーに参加します。山口県の山口駐屯地より第17普通科連隊が、多用途ヘリコプターUH-1Jに乗って空から登場。陸上自衛隊のレンジャー隊員が、上空で停止した状態のヘリコプターからロープを地面に降ろし、降下します。陸上自衛隊の精密かつ高い技術を披露。

・室屋義秀 – WAC世界曲技飛行選手権などのエアロバティック競技大会で腕を磨いてきた室屋義秀氏は、2009年にレッドブル・エアレースの世界選手権に参戦したアジア人初のパイロットに、そして2017年にアジア人初の年間総合優勝を果たしました。エアロバティック競技を広く知ってもらおうと日本各地で航空ショーを実施しているほか、母国である日本におさまらず東アジア、世界各地で航空スポーツの人気を押し上げることに貢献しています。
http://www.yoshi-muroya.jp/

・ウィスキー・パパ – 30年以上にわたり大空を駆け巡るキャリアを積んできた内海昌浩氏(マサ)は、年間100件を超える曲技飛行を実施しています。2009年から日本国内の航空ショーでのパフォーマンスを続けてきたウィスキー・パパことマサは、彼の代名詞ともいうべき超低速回転や数々の垂直機動で観客の皆様や航空ファンを楽しませてきました。マサはショーの後にいつも、ご来場の皆様と語り合い、サインに応じたり写真を撮ったりする時間が設けられました。
https://ja14wp.wixsite.com/home/

・第5空母航空団の航過飛行 – 岩国基地に拠点を置く第5空母航空団が、所属する多彩な航空機を引き連れて航過飛行を実施。岩国の仲間として新たに加わった機種、F-35Cステルス戦闘機とCMV-22オスプレイも、ことしのフレンドシップデーに地上展示と航過飛行の両方で参加です。

 

・太平洋空軍のF-16 – 日本の三沢基地に本拠地を置き、F-16ファイティング・ファルコンを自在に操るデモンストレーションチームは、航空機の息をのむような圧倒的なパワーと機動性能を展示し、航空ファンを喜ばせます。卓越した正確無比な動きを通じて、チームはアメリカ合衆国と西太平洋地域の国々の良好な関係を深めるのに貢献しています。

 

・F/A-18E/F スーパーホーネット – 岩国基地に拠点を置く米海軍第5空母航空団より、F/A-18スーパーホーネット戦闘攻撃機が航空ショーで飛行を、また地上でも複数の機体を展示しました。

・F-35B ライトニングII – 第1海兵航空団隷下にあり岩国基地に拠点を置く第12海兵飛行大隊より、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)能力を持つ第5世代のステルス戦闘機F-35Bが登場。実際の飛行のほか、機体の地上展示。

・海兵空陸任務部隊(MAGTF)– それぞれの異なる動きの詰まったこの飛行展示では、海兵隊の持つ作戦運用の多様性と力強さをお目にかけます。海兵空陸任務部隊とは、ほかの軍にはない海兵隊ならではの特徴で、4つの要素:司令部隊、陸上戦闘部隊、航空戦闘部隊、兵站戦闘部隊とを組み合わせ、空と地上とが一体となって運用するやり方や編制された組織のことです。航空ショーでは、米海兵隊が遠征展開先の環境で実施する活動のようす、多種多様な航空機による近接航空支援がどう行われるのか、地上への兵力の投入を空からどのように行うのかなどを、間近に見ることができます。

★地上展示機
アメリカ軍 F-35B、F-35C、EA-18G、F/A-18E/F、E-2、CH-53E、AH-1Z、UH-1Y、KC-130J、UC-12W、CMV-22B他
海上自衛隊 US-2、P-1、OP/EP/UP-3、MCH-101、TH-135、TC-90、SH-60K
航空自衛隊 F-2、F-15、C-2、KC-767、CH-47J
陸上自衛隊 AH-1S、AH-64D、V-22オスプレイ

★会場の様子

★今回から導入されたボックス席

★写真撮影者用特設有料観覧席も昨年と比較し約3倍程度に拡張されました。

オフィシャルサイトから転載

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それではみなさん、来年の岩国FD26でお会いしましょう!

写真は筆者が撮影&編集(転載表記が無いもの)
撮影協力 Toshi https://x.com/pro_drive_2008 

RUNWAY FUN

Military & Aviation Youtuberです。 自衛隊のイベントや乗り物系イベントを紹介します。

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