応援したい YouTuber 『無職のTK』

  by あおぞら  Tags :  

Strips of newspaper with the words Unemployment typed on them. Black and white. Close up.

『無職のTK – Unemployed in NYC』と言うYouTubeを好んでみる。就職氷河期の日本で100社以上の面接を受け、採用通知は一社も来る͡͡ことなく、28歳の時、ご本人曰く「逃げるようにアメリカに渡った」と。留学目的での渡米、途中でドロップアウトし、社会経験は一度もないまま、ニューヨークで日本語を話す韓国人女性と出会い結婚。そして、昨年の12月女の子の赤ちゃんが誕生した。

 今もYouTubeの英語タイトルには『Unemployed in NYC』とニューヨークシティーの略語、NYCが記されているがご長女出産前に、手狭でワンルームだったマンハッタンから隣の州のニュージャージー州に引っ越されているので、正確に言うとこちらの無職さんはニューヨークで生活をしているのではなく、今現在はニュージャージー州である。

 これはニューヨークあるあるで、特にマンハッタンの家賃は異常でワンルームの狭いところでも2千ドルはする。こちらのご夫妻のマンハッタン在住時の家賃はわからないけど、おそらく一間で日本円で30万円前後だったと思う。だから、子どもが生まれるとその狭さでは生活が出来なくなる。一般的にはスタジオと呼ばれる日本で言うところのワンルームは一人で暮らすスペースなので、そこで夫婦二人の生活もキツイし、しかも、家賃は高い。子どもが出来たら広さも必要、家賃も抑えたい場合はお隣のニュージャージー州に引越しがお決まりのパターンで、マンハッタンが東京超都心とすれば、隣州のニュージャージーは埼玉県のような位置づけだ。

 韓国人33歳の奥様は日本語を話すので夫婦の会話は日本語。だからこそ視聴者は楽しめる。奥様は料理上手で奥様の料理動画の評価も高く、実際、カフェ風のオシャレな料理や、本格的韓国料理、パスタ、それに和食も含めバラエティーに富んだ料理が毎度テーブルを飾る。それに、パンや、お菓子のベーキングが何よりプロはだしで素晴らしい。

 無職のTKはいつも自分を社会の落ちこぼれと卑下なさるけど、確かに奥様の収入で生きているのでそう思うのもわからないではないけど、今はお子さんも誕生し主夫としてキチンと社会の役割を果たしているのでもう自分を卑下するのは辞めて欲しいと願いたい。生活はそれでも日本からの仕送りを受けているとのことで、確かに引っ越されたニュージャージーの暮らしや食生活は豊かで、驚かされるのは外出時の外食や、自宅では忙しい時、奥様が料理が出来ない時はウーバーイーツ等の出前をよくとられる。それに利用するスーパーも高級スーパーを使う時もあり、支出に関して無頓着にも見える。

 YouTubeチャンネルに『無職のTK』と掲げるのであれば、もうチョット節約の精神は欲しいところだが、もしかして、ご夫妻揃って経済観念が低いのかもしれない。しかし、しかし、この家族は愛らしいのだ。どちらかと言うとツッコミを入れたくなるところが、たまらなく応援したい気持ちになる。無職の夫に韓国人妻が「YouTubeでも始めれば」と勧め1年前に動画配信を開始。登録者数は現在5千人近い。

 このままYouTube投稿を続け、人気者になって欲しい。実際、このYouTubeは面白いし、アメリカに住む無職の日本人男性の暮らしが垣間見られる。41歳まで社会人経験がないのなら、おそらく一般的な仕事に就くのは難しい。アメリカで人気の会計士の資格をとるとかし、個人で自活する方法もあるだろうが、アメリカ人でも会計士の資格を取るのは難しいので、それもちょっとちょっと…

 何が私に出来るだろうか? 少しでもお役に立ちたいので、このYouTubeをおススメすることにした。

https://www.youtube.com/@MushokunoTK 
無職のTK | Unemployed in NYC

 どうか、どうか、ひとつお見知りおきを!

ニューヨークから発信しています

ウェブサイト: http://kokoronobyousha.seesaa.net/

Twitter: aozorakokoro

-->