AI導入は 果たして良い社会になっていくのか❓

  by あおぞら  Tags :  

 21世紀に突入して最早四半世紀に到着です。この歳月の流れの早さよ!テクノロジーの進化で我らの生活は断然便利になりました。今や会社にも電話機はなくパソコン搭載の電話で、そのパソコンにはリモート会議や、内部との通信、兎にも角にも、以前のように会議に出席するよりリモート会議の方が楽なのでそちらが好まれることになり、海外出張も減ってきて経費削減の企業も多いはずでしょう。便利過ぎるのもチョット怖いくらいです。

 さて、今でもビジネス界に大きな影響を持つビル・ゲイツが物騒なことを言いました。AIが浸透した時代に生き残る仕事の分野は、以下の3分野だけであろうと予測しているのです。

・プログラマー
・エネルギー専門家
・生物学者

 確かに細々した仕事を既に人間代用の機械がしているケースは町中で見られるのは、こちらニューヨークのドラッグストアーでは、セルフレジが多くなり、店員対応のレジもありますが機械でことが足りるのを実証していますし、それこそ回転ずしなどは注文係はいませんので、それだけ人件費が削られるので、お客様により安価でお寿司を提供でき、その昔は大学生の働きたい企業上位にランキングされていたJTBはは残念ながらランクインから陥落してしまいました。

 旅行代理店の衰退は気の毒な程で、今や旅行手配は自分でする人が多く、手元のスマホで航空券はすぐに取れ、支払いはクレジットカードで即支払えるので、わざわざまどろっこしく旅行代理店に依頼する意味はないのです。

 AI導入により、これからは失われる仕事が殆どで、考えてみれば自分で航空券を手配し空港に行き、空港カウンターでの搭乗手続きも人間対応をしなくて済みますし、航空会社でも人減らしは確実に行われています。

 イヤな時代ですね、我々の今やっている仕事がAIに成り代わる時代はもう既にやってきており、ニューヨークに関しては企業に以前はいた受付の仕事はほぼなくなりつつあります。巨大企業の本社などはそれでも人間の受付は必要でしょうが、それ以外では人間対応必要の価値が薄れているようです。

 では、将来的に職をAIに奪われた我々は何をして生きるのでしょうか? ホリエモンの推奨するベーシックインカムで細々と暮らすのでしょうか? そうするとなんだか小さな世界に生きる発展性のない国に成り下がるような気もしています。それに人との出会いも少なくなり、更なる少子化に拍車がかかるのではないでしょうか。

 AI導入によるメリットも当然あるのでしょうが、どういうわけかデメリットに関心が行ってしまうのは、AI導入により被害をこうむる人たちが増えると予測してしまうからかもしれません。検索してみると【AIによってなくなる可能性が高い仕事】として、今の仕事が挙げられています

【AIによってなくなる可能性が高い仕事】

・スーパーやコンビニの店員
・一般事務員
・銀行員
・警備員
・建設作業員
・タクシー運転手
・電車運転士
・Webライター
・ホテルの客室係やフロントスタッフ
・調理スタッフ

また、【AIが代替する業務の例】としては以下のリストです

【AIが代替する業務の例】

・レジ打ち
・品出し
・接客
・在庫管理
・発注業務
・日々の売上管理業務
・顧客の問い合わせ対応(電話でのカスタマーサポート・オペレーター業務)

 実際、人材派遣業の方に聞いたところでは、以前は需要のあった一般事務の仕事が激減し、今は会計の専門家が強く企業から求められているそうです。受付の仕事がほぼなくなったのと同様、一般事務の仕事もそのうちなくなりつつあるかもしれません。

 テクノロジーの変化は人間に希望を与えるのではなく、人間の仕事を奪っていくのならAI導入も本末転倒でも、やがてそういう時代に突入するとすれば、大多数の一般人には侘しく寂しさだけが残る世界になりゆくのでしょうか?

 

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