
ニューヨークのマンハッタンは世田谷区程の小さな島なんです。意外にご存じない方も多いかもしれませんね。地価と物価の高い暮らしにくい街なのですが、ニューヨーク市民にやさしい事もあり、それは図書館の充実なのです。
しかも、世界の本を取り扱い、いくつかの図書館には日本語書籍の貸し出しがあります。ここで本の貸し出しが受けられるのはニューヨーク住民であること、または他州住民でもニューヨークで働いている人たちは、ニューヨークが勤務先である証明を提示すれば図書館カードが作成できます。
海外暮らしには日本語の本は貴重です。便利なニューヨークには紀伊国屋書店もブックオフ迄ありますが、紀伊国屋書店はかなりの割高、またブックオフにはあまり興味がなく、CDは新品同様のものを買ったことはありますが、古本を買う気にはなれずで、ブックオフさん、ゴメンナサイ🙇
日本にいた頃も図書館好きでした。本っていいですよね? 世界が広がります。今や、インターネットの普及で何でも手軽に調べられ、私が子供の時代に各家庭にあったと思われる百科事典は、もう今の時代には小学生の家庭にはないのでしょうね。それに料理本も百科事典と同様激減しているでしょう。だってクックパッドや人気YouTubeを見れば簡単にできちゃう。そういう活字衰退の現実はあるものの、図書館の威力は未だ健在で誇らしいです。
知性がある人たちは読書家が多いです。物を知ることは人間にとり重要なこと。それに会話だって弾みますし、話題豊富になれます。そんな素敵な本が無料で図書館で読めたり、貸出されるってステキなことだとおもいませんか?
ニューヨークの図書館には感謝の気持ちで日本語の本を寄付します。ありがたいことに日本からよく送って頂きます。先月は6冊も届きました。数年は手元に置きますが、本棚に入りきらなくなった分は不定期ですが、図書館の返却箱に『日本書籍 寄付』と付箋を付けて入れておきますと、暫くすると私の本棚にいた本たちは、所有権がすでに図書館に渡りよそ行き顔で図書館の登録シールが貼られ棚に鎮座しています、ああ、感慨深い! そこにドラマを感じてしまう…
本に関しての幾つかの名言を以下ご紹介いたしましょう
・今日の読書こそ、真の学問である。
吉田松陰(幕末の長州藩士)・文芸の第一の利益は人生を知ることにある。人間生活の真相を知ることにある。
菊池寛(小説家、劇作家、ジャーナリスト)・私は、自分がこれまでに読んだあらゆるものの一部である。
セオドア・ルーズベルト(アメリカ合衆国第26代大統領)・読書ほど安い娯楽も、長続きする喜びもない。
メアリー・ウォートリー・モンタギュー(イギリスの著述家)・あらゆる良書を読むことは、過去数世紀の最高の人々と会話するようなものだ。
デカルト(フランスの哲学者)
本に興味のなかった方が、興味を持ってくださるとウレシイです。本屋さんに行くのも楽しくなりますよ、また本屋さんの匂いの魅力もわかることでしょう。電子書籍も人気ですので、時代と言ってしまえば残念ですが本屋さんも少なくなっています。でも、やはり頁をめくる本には夢が詰まっています。
それらの本が無料で貸し出される図書館の活用を大いにお薦めします。図書館に行くスケジュールを組み込むことで生き方も違ってくるかもしれません。図書館ってアカデミックですし、自分と向き合える特別な空間に思えるのです。
最後にこの名言を知ってください…
・あなたが絶対に知るべき唯一のものとは、図書館の場所である。
アルベルト・アインシュタイン(ドイツ生まれの理論物理学者、社会主義者)
いざ行かん、図書館、張りきっってどうぞ!