どうする❓ニューヨーク マクドナルドの価格帯

  by あおぞら  Tags :  

 外出時にお腹がすいたので、ファストフード&飲食店業界の世界市場シェアとランキング2位のマクドナルドに数年振りに入る。因みに世界1位はみなさま超おなじみのスターバックスである。

 さて、久しぶりに入ったマクドナルドの店内は一変していた。以前と違い無駄に大きいタッチパネルがいくつも設置されており、みんな要領よくそれらのタッチパネルで注文をしている。

 この手のタッチパネルは使ったことがなく、ササッと使えないのはわかったので空腹だけど他の店をあたろうと思った。ただ、そこいらにスタバもカフェも見当たらず、そのマクドナルドは店舗の大きさの割にタッチパネルの ”注文係り” いくつもの導入により、人件費削減と思われる狭いカウンターにたった一人の店員が奮闘中!

 カウンターの両側に棚がしつらえ、左側にはウーバーイーツ等の配達人に渡す棚、右側は店内のタッチパネルで注文した人の分。棚に乗せられた発注商品の紙袋には、大きめの数字で注文番号が貼られており、自分の番号をピックアップする仕組みだ。

 カウンターで一人忙しく働く店員の合間を見て、タッチパネルを使えなかった私は、『スマホを持って来ていないので、ここで注文できますか?』と問うと可能とのこと。我が空腹の胃がかなり喜んだ気がした。数秒後、ドル札を手にした首右下に刺青のある中年女性が私の後ろに並んだ。そうか、支払いは現金のケースもあるので、ちゃんとこうして口頭でも注文を受けられるのだと認識… まぁ、そりゃ、そうだろう。それに中高年にはああいうタッチパネルの動作は不慣れだろうとも考えた。私だって退散した口だ。

 このところニューヨークの物価高は異常である。マクドナルドのビックマックのセットメニューは税金を含むと約16ドル、本日の1ドルのレートは149円なので日本円でおよそ2,500円である。確かにファストフードが高くなっていたのは知っていたが、これ程までの値上がりに驚愕した。

 その昔、マクドナルドも、バーガーキングも、ウェンディーズも手軽さとお手頃価格が売りで、どちらかと言うと低額所得者が食べるマクドナルドのイメージだったか、これじゃ、中流以下の生活をする人には贅沢な食事になる。4人家族で食べたら支払いは日本円にして渋沢栄一の新一万円札が必要だ、福沢諭吉でもいいけど…

 暫し発注したビッグマックミールを待つ。そして、手にしテーブル席に着く。久しぶりのビックマックにワクワクする小市民。温かさ伝わる紙袋からおもむろに箱に入っているビッグマックを取り出す。ポテトはしなっているなぁ、残念。箱を開けるとビッグには見えない高さのないビッグマックが出てきた。パテが薄い、それにレタスの刻んだものパラパラのみでケチャップすらもかかっていない、『どういうこと?』カウンターに行きケチャップをもらう。

 ケチャップをつけてもう一度ガブリ!そこでハンバーガーの味にはなったものの、こんなものに2,500円支払ったと嘆く私がいた。これはあまりにも不適正価格ではないか! しかし、残念な現実はニューヨークの物価は全体的に物価高騰持続中。卵なども12個で優に日本円で千円を超える。そうそうマクドナルドに文句も言っていられない。

 日本の動画を見るとマクドナルドのコマーシャルが見える時もある。日本のマクドナルドは”健全価格”である。それにきっとあんなショボいビッグマックなどは提供しないだろう。私が大金持ちなら日本に今すぐ飛んで、日本のマクドナルドでビッグマックミールを食べたい。

 アメリカよりお安い価格で美味しいビッグマックを味わえるのだろうなぁ~と思いを馳せる私がいる。でも、マックの本場はアメリカなんですけどね…

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