
USA Independence day, 4 July. vintage style of Close up United States of America flag on the blue sky background.
アメリカ生活の方が日本で暮らしていたより長くなりました。アメリカと言っても国土は広く私の生活するニューヨークはチョット特殊な場所に感じます。アメリカ生活の前は東京暮らしだったので、都会生活が私には合っているのでしょう。
例えば、アメリカののどかな州で暮らす日本人はまたアメリカに違った印象を持つでしょうし、同じアメリカでもハワイ等はここニューヨークと比べ気候や風土は全く異なります。アメリカと言ってもアラスカ州も含むいろんな州の集合体で、それこそがアメリカ合衆国なのですから。
さて、アメリカ生活で楽なのは、人のことをあまり気にしないで生きられることかもしれないですね。責任も伴いますが自由度は高い気がしています。ここはいい点ですね。でも、悪い点も当然ありますよ。日本に住んでいた時は、日本しか暮らしの基準がないのでその素晴らしさに気付きませんでしたが、アメリカのスーパーのレジ担当は日本ほど手際がよくないんです。皆がそうとは言いませんが、日本と比べれば雲泥の差です。
先日、日系スーパーで見た光景で、日系スーパーは日本人も働きますが、アメリカ人も働いています。レジは3人対応で、カウンターの横並びに3人、狭い空間で客は買い物かごからイチイチ商品をその狭いカウンターに乗せます。ややこしいのですが、店舗が狭いのでレジ周りを極力狭くしているので商品を置ききれないのです。レジの方はレジ打ちした商品を返してくれる動作を繰り返しますが、リズムがありスイスイと進むのです、流石、日本の機敏性!と誇らしい気持ちになります。
その時は2人の日本女性がレジで働いていたのですが、客並びが多くなったのでヘルプで黒人男性が入りました。日系スーパーで黒人店員を見るのは珍しくいい傾向だなァ…と思っていたのですが、この黒人男性、恐ろしく手際が悪い。商品を置く間に直接手で受け取るのです。それも受け取りがぎこちない。これやってると時間がかかります。ましてや、後ろにはお客さんが並んでいます。
日本人のレジの方たちとは阿吽の呼吸でやりとりできるのですが、その米人男性はその域には達していませんでした。イヤ、彼を責めているのではなく、これがアメリカ人のレジの仕方なのだろうと少しため息をつきたくなる程、でも、しませんでしたよ!
今、日本は沈みがちだと思います、昔と比べて。だって、日本は勢いがあった国なのです。1980年代のバブル期にはニューヨークの不動産を買って買って買いまくってブイブイ言わせていたのですから。でも、時代は変わりました。少子化で国としての力は落ちてしまうと思うのです。逆に人口の多いインドの躍進、中国の勢いは衰えず…
ただ、このレジの一件から確実に言えることは、世界の大国アメリカよりも、日本は勝っていると思います。理由は日本人が優秀だからです。例えば、マクドナルド等のファストフードの店員は、やはり対応が酷いです。長い行列が出来ても知らぬ存ぜずで、その緩慢な動作のままです。しかし、日本のマクドナルドはどうでしょう?テキパキと動き、マナーもいい、店員は皆優秀です。それだけ日本マクドナルドの店員の教育がいいし、マニュアルもキチンとされているのでしょうが、それにしても日本人の勤勉性や礼儀正しさは素晴らしいです。
これは何もスーパーや、ファストフードだけではなく、郵便局もアメリカ人の対応は言いにくいけどいい加減です。そういう姿に慣れたと言っちゃあそれまでなのですが、日本の良さをアメリカで噛みしめる日々が続きます。