しかしよく調べてみると
「重曹は60℃で加熱すると一番お掃除効果が高まる。それ以上の高温で加熱すると効果は弱まってしまうので注意」
という情報もたくさん出てきました。
え……乾煎りでもとんでもない威力だったのに、さらにお掃除効果が高まるの?
てか60℃加熱が最適ってことは乾煎りだと効果は弱まってしまうってこと?
疑問を解消すべく、今回は60℃で加熱した重曹と乾煎り重曹のお掃除効果を比較検証してみました(`・ω・´)
60℃加熱の重曹水を作る
簡単すぎて写真を撮り忘れてしまいました……60℃に加熱したお湯に重曹を溶かすだけです。
なお2.4Lのお湯に対して大さじ6の重曹を加えました。
60℃重曹水は透明でクリアな色をしています。
これに対して重曹を5分ほど乾煎りし、水を加えてさらに5分ほど煮沸した乾煎り重曹水は濁っています。
※重曹を加熱する際は鉄フライパンやステンレス鍋をご使用ください。
テフロン(フッ素)加工品やアルミ製品での加熱は研磨されて劣化したり黒ずむので避けたほうが良いです。
▲間違えて「乾煎り」を「乾炒り」と書いてますね。恥ずかしい。
ではこちらの2つを使用してお掃除効果を検証していきます!
60℃重曹水と乾煎り重曹水の威力を比較する
汚くなったこちらのキッチン換気扇フィルターを使って威力を検証します。
拡大すると油汚れなどで目詰まりしてるか所が目立ちます。
このフィルターに各重曹水を染みこませた不織布(ふしょくふ)を貼り付け、1時間くらいそのまま置いて汚れを柔らかくします。
乾煎り重曹水のほうは貼り付けただけで汚れが分解されて落ち始めているような……
汚れが柔らかくなったら貼り付けた不織布でそのままさっと拭いて洗い流して結果をみてみます。
検証結果
分かりづらいのですが、乾煎り重曹水は目詰まりしてた部分もキレイになってる一方、60℃重曹水のほうは目詰まりか所が多々残っていますね。
不織布を貼り付けた段階から汚れが落ちていたし、やっぱり乾煎り重曹水のほうが洗浄効果が高いと思います!!
でも60℃重曹水も汚れがよく落ちるし、何よりも作るのが非常に楽なので、頑固な油汚れではなく普通の汚れに使用する場合は60℃重曹水でも十分だと思います!
乾煎り重曹水で頑固な油汚れに挑戦してみる
乾煎り重曹水は頑固な油汚れもよく落としてくれるので、これを持って油汚れの本陣・換気扇に攻め入ってみたいと思います。
換気扇を見てみると
廃墟かな?
半年前に掃除したのに、たった半年でここまで汚くなるのか……
それだけ普段から換気扇を酷使しているということなので、感謝をもって掃除していきたいと思います。
油汚れをよく落とすために乾煎り重曹水をアツアツに再加熱してから不織布に浸みこませて貼り、1~2時間放置してから洗います。
フィルターと違って汚れが非常に頑固なので、ヘラなどで汚れを削りとらないといけない場面が多々あり、かなり苦戦……
ブラシやタワシも駆使してゴシゴシやっていきます。
1時間ほど格闘した結果
なんとかキレイになりました(´ω`;)乾煎り重曹水は優秀!!!!!!
汚れを落とした後は水拭きして仕上げます。じゃないと乾いた時に残った重曹が粉を拭いたように白浮きしてしまうので。
※重曹はテフロン(フッ素)加工製品、アルミ、銅、木、畳、ワックス塗装製品、漆器、大理石の掃除には使えないのでご注意ください!
そして素手で触ると手荒れしますので手袋を着用してご使用くださいませ。
でも重曹水は液だれするので、高い場所にあるものを洗う時はボタボタ液体が垂れてきてイライラするので、市販の泡タイプの洗浄剤のほうが使い勝手良いと思いました。
私はライオンの「レンジまわりのルック」と花王の「キッチンマジックリン」を愛用しています(`・ω・´)!
※画像は全て筆者撮影