お酒が好きな人、特に日本酒が好きな人。
辛め、さっぱり、甘め、そういう日本酒の味に関してうるさい人は多い。
お米でも山田錦を使っているか、地元産のお米を使っているかにこだわる人もいる。
新潟などの日本酒が有名な地域があるのも割と有名。
しかし、杜氏っていう言葉になると案外知らない方が多い。
杜氏とはなにか。
一般的に酒蔵では、酒蔵の人がお酒を造るっていうよりか酒蔵が他から職人さんを呼んできてお酒を蔵で造ってもらうっていうやり方をします。
そこで出てくるのが”杜氏と蔵人”です。蔵人さん、直接お酒を造る人々の代表、一番上の人が杜氏です。
その蔵の酒がどう出来てくるかの全ての責任を負うのが杜氏です。
杜氏と蔵人は簡単に言えばピラミッド型の上下関係。
そして杜氏は過去と昔で盛衰が分かれました。
昔の三大杜氏(杜氏を輩出した地域)は岩手の南部杜氏、新潟の越後杜氏、兵庫の丹波杜氏、でした。
現在では、丹波杜氏が廃れ気味で、
南部杜氏、越後杜氏、そして石川の能登杜氏が三大杜氏と言われています。
杜氏は要するにどこ出身のようなもので、石川県で杜氏をしているから能登杜氏、というわけではありません。
能登杜氏でも滋賀県、大阪府などで活動していらっしゃる方もいらっしゃいます。
日本で有数の杜氏が活躍する石川県のお酒、ぜひ日本酒好きならお試しあれ!
今後も日本酒系シリーズで連載っぽくやっていきます。
写真は最近取材させて頂いた酒蔵さん。
酒蔵・加越の蔵人、奥田さんと僕です。
加越さんのお酒が飲みたい人はこちら!