京城園という名の焼肉屋は日本各地にあるが、その中でも東京・神保町にある『京城園』(東京都千代田区神田神保町1-35-16)は焼肉好きの間で高評価を得ている老舗。
京城園は出版社の街に存在する焼肉の名店
創業1967年の京城園は集英社、小学館、そのほか多くの大手出版社が並ぶ街にあり、漫画家、小説家、ジャーナリスト、編集者、デザイナー、あらゆる業界人が通っているという。
孤独に一人でグルメを楽しむ男女
京城園はランチタイムも営業している。近隣で働くサラリーパーソンのグループもいれば、孤独に一人でグルメを楽しむ男女もいる。けっこう女性の一人客が多い印象をうけた。筆者のような孤独な一人客でも入りやすいのはステキだ。
焼肉定食は肉が焼かれた状態でやってくる
ランチタイムのメニューは多彩だ。焼肉定食、カルビスープ、テグタンスープ、コムタンスープなどがあり、焼肉定食は肉が焼かれた状態でプレートにのせられてやってくる。
今回はテグタンうどんを食べることにした
実はここ、スープ系の料理をクッパ(ライス入り)やうどんにすることも可能。つまりカルビスープをカルビクッパやカルビうどんにすることができる。ということで、今回はテグタンうどんを食べることにした。
野菜とともに食べるとほんのりスイートな旨味
目の前にやってきたテグタンうどん。添えられた小皿には塩気が冴える漬物。まずはスープから飲む。おおっ! マイルドなコクを感じさせつつも、しっかり際立つ辛味がある。なんだか本場っぽい味。
モヤシを食べると、驚くほどシャキシャキ。アツアツなのに、熱でヘタってないのが食感的に楽しく良い感じ。たっぷりスープを吸い込んだ玉子がふわっと漂っていて、野菜とともに食べるとほんのりスイートな旨味が増す。いい。
うどんは極太の茹で麺。ツルツルしてて食べやすく、どんどんすすれる。辛いスープに負けない小麦由来の旨味と甘味を与えてくれるうどん。このスープとの調和をとことん追求して到達した、この極太うどん。絶妙なバランスといえよう。
シメはスープ+ライスにすれば大正解
追加オーダーでライスをオーダー。スープをかけて、おじやのようにして食べる。うまい。実にウマイ。米由来の甘味がスープを包容力ある優しい味にクラスチェンジ。シメはスープ+ライスにすれば大正解。そのおいしさ、優しさライセンスを付与したいレベル。
ランチタイムとディナータイムの双方を体験してみて
京城園で焼肉が食べたい人はディナータイムに行くとよし。しかし、ランチだからこそ体験できる京城園の味があるのも事実。焼肉好きならば、ランチタイムとディナータイムの双方を体験してみてほしい。
より辛さを強くしてもらうことも可能
ちなみにこのテグタンうどん、辛さを自分好みにしてもらうことができる。何も言わなければ、お店がベストな辛さで出してくれるが、辛いほうがよい人は、より辛さを強くしてもらうことも可能だ。ごちそうさまでした。会釈。
小学館の目の前、ランチタイムに食べる老舗焼肉『京城園』のテグタンうどんがウマイ。野菜たっぷりで、熱々のスープに浸されながらもシャキシャキ食感を保ち、極太の湯で麺がチョイ辛スープによくなじむ。野菜にもスープがシミシミでまさに食べるスープ。ズズッと完飲できるレベル。ライスあれば神域♨ pic.twitter.com/GbxLXZkT5n
— クドウ秘境メシ (@kudo_pon) October 16, 2024