ドイツに滞在したとき、毎日食べても飽きないと感じた料理は多々ある。フリカデレ、パン、寿司、ソーセージ、ザワークラウト、フライドポテト、ほかにも多数。ただし、アイスバインとマジパンはやや苦手だった。
ドイツでいちばんウマイと感じたメシは「マチェスのパン」
ドイツで、心から「これウマすぎないか?」と強く思ったフードがある。マチェスをサンドしたパンだ。個人的にはハンブルグ音楽大学の購買で買えるマチェスのパンが最高だが、普通に駅や街でも買える。
厚みのあるマチェスをパンにサンドしたものは絶品
マチェスはハーリングとも呼ばれ、ニシンを生の状態で塩漬け発酵させたもの。ドイツやその周辺国で愛されている料理で、仕上がりは店によって違うが、厚みのあるマチェスをパンにサンドしたものは絶品。
発酵の過程で旨味が増したのか、かじると酸味とともに濃い旨味エキスが溢れてパンに染み込む。
輪切りのタマネギをサンドしたマチェスのパンは極上
基本的にマチェスのパンにはタマネギも一緒にサンドされており、ブロック状だったり、みじん切りだったり、輪切りだったりと、カット方法は多様。
個人的には豪快に輪切りのタマネギをサンドしたマチェスのパンが極上で、シャリシャリとした食感とともに砕けて爽やかなエキスをマチェスにもたらしてくれる。もしサンドイッチを売っている店があれば、マチェスのパンが売られているかどうかチェックしてみてほしい。