南極大陸の厚さ約3000メートルの氷床下に眠る地形が、最新の地図で詳細に浮かび上がった。
英国南極観測局(BAS)が作成した地形図「Bedmap2」は、数十年間かけて収集された氷床の標高や厚み、大陸岩盤の地形に関する幅広いデータが基になっている。
「10年前の前バージョンBedmap1よりも解像度や精度が向上し、観測範囲も広がった」と、NASA本部のチャールズ・ウェッブ(Charles Webb)氏は評価する。同氏は、地球上の凍結地帯、雪氷圏(寒冷圏)に関する科学プログラムを率いる専門家だ。
例えば、Bedmap1は主に地上からの観測データが基になっており、限界があったという。
しかし、NASAのプログラム「アイスブリッジ作戦(Operation IceBridge)」では、大陸表面の標高や形状を測定するレーザーや、氷の下に隠された岩盤を測定するアイスレーダー搭載の航空機で南極大陸全域の上空を飛行、データを収拾している。Bedmap2の詳細な氷床3D画像は、NASAのデータに負う部分が大きいという。
さらに、氷床の表面や下にある小地形も新たにいくつか見つかった。いずれもBedmap1では見過ごされている。
続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/
参考HP Wikipedia:南極大陸 National Geographic news:南極の詳細な地形が明らかに