こうも暑い日が続くと、ペットを飼っている飼い主としては散歩もおっくうになるが、そうも言っておれないのでつらいところだ。毎日、熱中症注意が飛んできて水分補給は欠かせないばかりか暑さ対策もしなければならない。しかしそれはペットたちも同様だ。そこで冷たい水をペットとシェアできる保冷ボトルThermoFlask「share bottle」がタケヤ化学工業から発売されたので使ってみた。
容量は0.94リットルで、概ね1リットルと考えればよい。もちろんステンレス製の真空断熱保冷ボトルなので、冷たい水を入れてそのまま持ち出しても冷たいまま飲める。
持ち手はたためば邪魔にならないように折れ曲がった構造で、飲み口のキャップは回して外すタイプでパーツで本体につながっているので落としてなくすことはない。人間はそのまま飲み口から直接飲むことができる。
パーツは本体と大き目の氷も入る広口な上部キャップ、そしてシリコン製のすべり止めの機能があるバンパーが今回のキモとなるペット用の水皿、またはおやつ皿になる部分だ。
オーソドックスな使用方法として記者はバイクでの日帰りツーリングに氷とお茶を入れて持ち出してみた。トランク中は直射日光にさらされてゆうに60度は超えているが、氷はその後24時間はとけなかった。おかげで休憩のたびに冷たいお茶を補給することができて生き返った心地だった。
そして、ペットとの散歩では帰宅後にバンパーを取り外してそこに水を注いであげると、普段とは違う水皿に警戒しつつも暑さには勝てず、一気に飲み干してしまった。このバンパーにはペットのおやつを入れてあげても良い。
人間には広い飲み口で多くの水分を一気に飲める爽快感が、ペットには冷たい水を補給してあげることにより体温の上昇を抑え、かつ元気に散歩してもらうにはちょうど良い大きさのボトルだ。何といっても家族同然のペットと飲み物さえシェアできるのも飼い主としてはよろこびになるだろう。
※写真はすべて記者撮影