長期にわたる猛暑で夏バテや体調不良で食欲不振という方も多いのではないだろうか。自然災害も多くちょっと雨が降っただけで冠水する始末だ。
そこで、食欲がなくても少し食べて栄養をたっぷりつけて、甘いものも食べて、短期間ならば非常食にもなる井村屋の3品を紹介する。
2コ入イカスミまん
まずは8月から発売の復刻『2コ入イカスミまん』。井村屋の代表商品である「肉まん・あんまん」発売60周年を記念した復刻商品だが数量限定である。期間により冷凍かチルドの選択になるが、記者は冷凍にした。
説明通りに電子レンジで加熱するだけ。2個入りなので食欲不振の際には1個だけでもいいのでレンジで温めよう。
いカスミは皮の部分ですぐにわかるが、中身は見るからにトマトソースだ。しかもマカロニ入りでイタリア産の材料をふんだんに使用してトマトソースのパスタ風に仕上げた。これならば夏バテでも、1個くらいは食べられるだろう。小さめの中華まんだが、中身は濃い味でうまみがギュッと詰まった濃縮版だと思えばよい。
やわもちアイス 栗づくし
続いて残暑厳しいみぎり、アイスで秋を先取りしよう。「やわもちアイス 栗づくし」は9月16日から順次発売開始の季節限定品だ。
秋の味覚の代表格である「栗」をふんだんに使用。やわもちアイスで栗の味わいを表現した。栗のダイスや栗あんが、栗もちをのせた4層構造で、まさに栗づくし。
このシリーズの特徴であるアイスは凍ってても「もち」は常に柔らかくスプーンで簡単にすくえる。また栗がごろっと入っているので、風味はもちろんだが独特の食感も味わえるので、日本人ならそれだけで秋を感じるはずだ。まだまだ冷たいものが欲しいので、イカスミまんの食後に待ち焦がれる秋を感じてみよう。
ミッチル ショコラ
最後に仕事中や休憩時間にちょっと一息入れたい「おやつ」として、食欲がなくてもエネルギー補給にちょうど良い大きさの「ミッチル ショコラ」はいかがだろうか。
本品は、井村屋で長年製造しているカステラの生産設備や技術を活用して焼き上げた、ぎゅっと、みっちりした1本でも満足感のある食感と、しっとり濃厚なチョコの味わいが織りなす新食感の癒やしスイーツという触れ込みだ。カステラのように薄紙をはがすと3本に切れているので、手でつかんで1本を口に。見るからにチョコレートなのだが、それほど甘くはなくカカオ由来の風味がたっぷりだ。チョコレートの語源となった古代の薬用飲料であるショコラトールは元気をつけるための飲み物だが、今のチョコレートは個体で甘くしてあるだけで基本的には元気が付くものだ。そんなカカオがたっぷり詰まった高密度の本品はカステラ由来のしっとりとした食感でほんのり甘くお茶請けにも最適だ。
実は本品は製造後120日の賞味期限があるので、比較的短期の非常食として常備しておくと良い。本格的な台風シーズンは実はこれからなので、無事に通過してくれたら美味しく食べるのもいいだろう。
冷凍品としてはよく知られた同社の製品だが、意外にも多くの種類の食品があることで組み合わせてみたが、アイデアや個々のライススタイル次第で組み合わせてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影夏休み